森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミヤママタタビ

2013年08月30日 | 自然観察日記
山間を車で走っていると林のあちこちに真っ白になった葉がたくさんついているつる植物が目に留まります。マタタビですね。あの葉を覚えておけばマタタビの実を採集することはそう難しくはないことでしょう。実は県内にはもう一種マタタビああって、かなり山奥に出向かないと会えないミヤママタビとういのがあるのです。今回の最後に出会ったのがこれでちょっとした記念になりました。

ミヤママタタビ 葉

2013年08月30日 | 自然観察日記
ミヤママタタビの特徴は葉にも現れてその形もそうですが、桃色に色づくことが最も明確な差異ですね。時にはもっと赤い葉になっていて緑と白と赤い色の三色が葉を形作ります。なかなかきれいですよ。

ミヤママタタビ 花

2013年08月30日 | 自然観察日記
これは雄木のようで果実は付きません。キウィフルーツやサルナシの花とそっくりですね。この実はまだ食べたことはないのですがマタタビのような刺激的な味はないと聞いています。また、ネコ科にマタタビのような反応を起こさせることもないのだそうです。一言付け加えておけば、マタタビは瓶詰で売っているもは刺激的な味はしますが木で完熟したものは甘くとてもおいしいもので、私はサルナシの上を行く果実のように思っています。