先月高坪山で見たミドリシジミの飛翔をここでも目撃しました。幾分遠くからで何ミドリかは判断できませんが、忙しく飛び回り縄張り争いをしている光景を見ながら同行した一同大感激。翅を休める定位置があり、そこに来た時をねらってカメラを構えますが、思い通りの体制になってくれません。歯がゆい思いでした。
雄同士のなわばり争いでしょう、2頭がくるくる回りながら上空へ舞い上がります。長く続くこともあれば短時間で終わることもあり、終わるとほぼ同じ位置に舞い降りて翅を休めます。この時、近くにメスがいるのかと見渡してもそれらしい個体を確認するまでには至りませんでした。
ミドリシジミが乱舞を繰り広げている下にクロヅルの花があり、そこに飛んできたもそもそしているのはセイヨウミツバチ。近くに養蜂家が巣箱を設置しているのでしょうか。こんな山奥に巣箱を運ぶとも思えませんから、野生化していて独自の巣をつくっているのでしょうか。そうすると冬場越冬することができるのかどうかなど疑問な点も残ります。
ニホンミツバチも確認。全体に黒っぽい色でセイヨウミツバチとの差は歴然です。こちらは在来種ですから近くに天然の巣があってもおかしくはないですね。セイヨウミツバチに押されっぱなしのニホンミツバチですからせめてこういう場所ではしっかりと生きていってほしいものです。