森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

モミジカラマツ

2013年08月15日 | 自然観察日記
深山から亜高山の川の縁などでは普通にみられるカラマツソウです。葉が他のカラマツソウのように複葉になっていなくて単葉です。それもカエデの葉を思わせるような形状ですからモミジカラマツと名付けられたのでしょう。したがって「カラマツソウ」といっても別属。そういえば、かつては頻繁にみていた種なのですがここ数年といいますかかなりの時間が空いている気がして久しぶりに見た花でとても新鮮な感想を持ちました。多くあったものではないのですが。かなり花は終わっている個体も多く見ごろの株はいくつもありませんでした。宿泊した山小屋の近くの湿った場所にあった個体です。高度が高い分花の季節が遅れたようです。