森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ノウゴウイチゴ

2013年08月29日 | 自然観察日記
林道の縁、砂利の敷いてある一角がいちご畑になっていました。ノウゴウイチゴです。ちょうど食べごろの実がたくさんついていて、一行はしばししゃがみこんでイチゴをついばみました。その姿がなんとなく幸島のサルがエサを拾っている姿に重なって一人笑いをしてしまいましたが・・。そういう私も少々夢中になって食べていたのですが、実が小さすぎて口に運ぶ回数は多くても食べた感じがしません。しかし、美味しいことは美味しい野生のイチゴです。

ノウゴウイチゴ 実

2013年08月29日 | 自然観察日記
野生のイチゴではシロバナヘビイチゴと並んで美味しいイチゴで、栽培種の元になっているのではないでしょうか。ワイルドイチゴという市販されているものがあるのですがあれはまったくおいしくありません。形はそっくりですが味はだめ。昔、来たアルプスの旭岳に登った時、へたばって座り込んだ脇にあったノウゴウイチゴが忘れられません。それはそれは大量にあってこのイチゴで息を吹き返し登頂したものです。