高所にくればコメツガの大木はしばしば見られますが、球果はなかなか目の高さでは観察できませんが今回は偶然にも低い位置での休暇に出会いました。図鑑などでは緑か褐色なのですがこの球果の色が不思議です。越後の個体はこういう色をしているのでしょうか。新たな宿題ができたようです。まだ若いものでこれから開花するものなのでしょうか。球果は雌花の塊り。雄花は別に枝先に付くはずです。この時は雄花は確認していません。
夏場深山に来ると必ず出会えるのがギンリョウソウ。他の花とは異質な存在で別名ユウレイタケといわれるくらい不気味さを人に抱かせるようです。沢山ありました。住み心地のいい空間なのでしょうね。腐生生活という変わったスタイルを持つ被子植物。葉で栄養を作ることをやめて、落ち葉などの腐食から栄養を取ることように進化した種です。何気なく見てはいますが、その過程の中にすさまじいドラマがあったことと思います。進化の不思議さですね。