少々気持ち悪いと言って引いてしまう方もおられるかもしれませんが、これも大自然の中で生を受けている存在です。ヤマナメクジという巨大なナメクジ。大きさ10cm以上はあると思いますが、その2匹が交接をしているところに出会いました。ヤマナメクジの単独個体はときどき見かけますが、交接の場面は初めて。カタツムリの仲間は雌雄同体といわれ1個体で卵も精子も持っていますが、1個体では生殖をおこなうことができません。2つの個体が遭遇すると互いの精子と卵子を授精させて新個体を作るのだそうです。白いのは精子を送る管なのでしょうか?広い自然の中で動き回ってこの2個体はここでめぐり合ったのかと思うとちょっと不思議な気がします。
陸貝についてはほとんど素人です。それでも、図鑑などを手掛かりに調べてみるとオゼマイマイに最も近い文様です。説明書きによると分布が新潟・群馬・福島とあり、長野県は記載されていません。しかし、カヤノ平は新潟県に接している地域で群馬県にもそれほど離れてもいませんから、オゼマイマイがいても不思議ではない地域です。
一般的に貝殻をもつマイマイは受け入れやすいのに殻のないナメクジは敬遠されるのはおかしな現象だと思います。いったい人間の潜在意識の中でどういうことがおこっているのでしょうか?
一般的に貝殻をもつマイマイは受け入れやすいのに殻のないナメクジは敬遠されるのはおかしな現象だと思います。いったい人間の潜在意識の中でどういうことがおこっているのでしょうか?