森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

マタタビ 雌株

2014年08月06日 | 自然観察日記
この種もまだ花の季節ではなくつぼみ状態。葉腋から少数のつぼみが出ている個体は雌花をもつ雌株。花は見た目は両性花ですが、雄しべの生殖能力がなく雌しべの機能しか持っていません。マタタビの仲間は稀には両性花が完全な機能を果たす雌雄同株の個体もあるとのこと(そういう株を見つければ1個体で結実するはずですから栽培には好都合です)。しかし、ほとんどはどちらかの機能しかもっていないため雌雄の株が必要になります。

マタタビ 雄株

2014年08月06日 | 自然観察日記
こちらは雄株です。葉腋からでているつぼみは雌花に比べとても多く出ています。自然界は雄的なものは多く雌的なものは少ないという法則のようなものがありますが、こんなつぼみの数にも表れているかと思うと不思議な気がします。

マタタビの葉

2014年08月06日 | 自然観察日記
花の季節を迎えようとするマタタビは葉(ほう葉)が次第に白くなり遠くからでも目立つようになります。花が咲いていることを虫たちに教えるためなのだろうと推測しています。