森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

月山を歩く

2014年08月14日 | 自然観察日記
まだ訪れていない花の山がいくつもあって、いつか果たさなければと思いつつどんどんと月日が経ちます。誘いがあって月山に行く機会を持てました。弥陀ヶ原には2・3回訪れる機会があったものの山頂まで行く予定は入っていませんでした。花の山月山といわれながら弥陀ヶ原で見る花はごくごく限られていて物足りなさを感じていましたから、台風が発生しそして接近しちょうど予定している日の前後が怪しい・・。気が気でなかったものの幸運にも足早に去った直後の入山でまずまずの天候。普段の行いがよかったのでしょうね。

9合目のお花畑

2014年08月14日 | 自然観察日記
弥陀ヶ原は8合目ですからそこからの山頂まではわずかという錯覚があって、さらに傾斜が緩い斜面ですからますます簡単に上れる山という感覚に陥ります。しかし、実際は傾斜は緩いもののあまり歩きやすいとは言えない岩場道。そして、植物を見ながらの登山ですから案内されている時間の倍近くかかってしまいました。とはいえ、さすが花の山次々に現れる草花に興奮しながらの至福の時間を過ごしました。

月山山頂小屋

2014年08月14日 | 自然観察日記
月山の山頂は月山神社の中で撮影禁止エリア。せっかくですからここでお祓いを受けて山頂神社で幸福を祈願。しかし、山頂に近づく間に霧が立ち込めるようになって残念ながら眺望が効きません。神社下にある山頂小屋に入って休憩です。前夜発で車を飛ばし弥陀ヶ原で仮眠をして早朝に登り始めたのですが、多くの人に抜かれて霧に包まれた山頂小屋はそこそこの賑わいです。

弥陀ヶ原遠望

2014年08月14日 | 自然観察日記
2000mほどの山ですからアルプスの峰々とは異なるのでしょうが、気づいたことの一つが高木の針葉樹がそんざいしないということです。針葉樹といえばわずかにハイネズを見ただけでした。いわゆる亜高山針葉樹林帯を持たない山塊なのです。そういえば記憶が確かではないのですが、鳥海山も針葉樹林帯を持っていない山だったようなきがします。だとすると日本海側の多雪気候と関係があるのでしょうか。どなたかがそのあたりを解説しておられることとはおもいますが、勉強不足でいまだ理解していません。針葉樹林帯がないとはいえ高山帯を形成するお花畑はなかなか素晴らしい場所です。