ウサギギク

月山８合目の登山口から間もなくすると姿を見せ山頂まで所々にまとまった群落などもあり個体数の多い種です。花の咲きだしのころで舌状花が目立ちます。さしずめ小さなひまわりといったところ。黄色の色が澄んでいます。小さな花が多い高山では目立つ花の一つで、紛らわしいものももないので遠くからでもそれと分かります。

ウサギギクの頭状花

ウサギギクの舌状花と管状花です。キク科特有の花の構造で進化の一つの極致と考えられています。

ウサギギクの葉

葉は地際に生ずるものが大きく花茎に付くものは小さくなっています。これも高山に適応した生活形なのでしょう。普通２枚の大きな葉が目立つのでウサギの耳に例えての名づけだそうです。