森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

キバナノマツバニンジン

2014年08月13日 | 自然観察日記
今年もまた里山に新しい帰化植物が見つかりました。北米原産の一年草とされます。里山フィールドミュージアムの花湿地といわれる一角に発生しました。昨年まで気付かなかったのですがひっそりと生きていたのでしょう。3年前に工事を行った一角ですから、外部から種子が持ち込まれたと考えています。工事に伴って数種類のここにはないものが発生しているのですが、キツネアザミやタヌキマメなはその後の発生はなく一年で姿を消してしまいました。この種がこの後どうなるのか様子を見ることにしました。

キバナノマツバニンジンの花

2014年08月13日 | 自然観察日記
アマ科という日本には希なグループで(マツバニンジンとういう自生種が日本にはあるそうですが稀な種だそうです)園芸種として栽培されるアマ以外には思い当りません。最も花だけ見ていても科の特徴は理解できません。

キバナノマツバニンジンの茎と葉

2014年08月13日 | 自然観察日記
アマ科の特徴はむしろ茎や葉に現れるといったほうがいいかもしれません。葉は一般には光を受けるために広い面積を持ち太陽に垂直になるように茎につくものと思いますが、この種は大きくもない葉は茎を抱くように茎と平行についています。
県内でこの種を見るのは初めてでどのような広がりで分布しているのか情報を集めたいと思います。