この葉はヒナザクラ。昨年月山でたくさんの花を見て感激したのですが、今回の蔵王は花はなくすでに咲き終わったものばかりで、そぼ降る雨の中にその名残が揺れています。小さい種ですから気を付けないと見逃してしまいますが、ムシトリスミレがへばりついていた脇にはヒナザクラの葉もたくさんあって、花の時期はそれなりに賑わっていたのだろうと想像するばかりです。
性能のいまいちのカメラですからこういう細かなものをうまくとるのは至難の業。なんとなく雰囲気が分かれ良しとしておきます。悪しからず。しかし、こういう姿を記録しておくと花がない季節でもそれと分かりますから、格段に周りが見える状態になります。花の季節ばかりでなく、実や芽生え、枯れる時などもそれぞれの個性があります。新たな発見が付いて回るのですが、すべての段階を理解しようという心掛けで自然の中で遊んでいます。