須坂の町から曲がりくねった人気のない山道を上がること約50分。以外と広い40~50台くらい止まれる駐車場があります。シーズンオフの平日であまり天候が良くないこともあって、数台の車がある程度。臨時のお土産やも開店しようかどうかというところ。その臨時売店の人に散策道の話を聞きながら視線をあげると、張り出しているヤシャブシの枝が目に留まりました。視線をそらしたまま売店のおばさんの話を聞いてしまい大変失礼なことをしたと後から反省しましたが、その場ではヤシャブシの方に気がいってしまいました。
新潟県内ではヤシャブシは見かけません。近縁のオオバヤシャブシが工事に伴ってあちこちに見かけるようになっていますが、ヤシャブシはそういう逞しさは持ち合わせていない種なのでしょう、本来の自生する場所に静かに命をつないでいるといった感じです。とはいってもこの仲間はガレ場や崩れやすいような場所が生育地ですから、土砂があまり安定していないところに住んでいます。今年の果実が実っている傍ら、すでに来春の雄花のつぼみもでき始めているようすが分かります。