森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

カメバヒキオコシ

2015年10月27日 | 自然観察日記
カメバヒキオコシが太平洋側に、その変種が日本海側に生育しタイリンヤマハッカといいます。日本海側に近いとはいえ数々の種が新潟とは異なる感覚から太平洋側のカメバヒキオコシではないかと思い持ち帰って調べて、結論はカメバヒキオコシにしました。花がやや小さいということなのですが、あまり花がなくわずかに残っている花を写真に撮っての比較です。多少怪しいぶぶんがあります。

カメバヒキオコシの花

2015年10月27日 | 自然観察日記
正直言って越後で見るタイリンヤマハッカの花と並べて比較しないとその差がはっきりしません。メジャーで測ったわけではないので印象での判断。しかし、長野にはタイリンヤマハッカは成育することにはなっていないようですから、今回はこれに従っておきます。
ところで、カメバヒキオコシの名前の由来が「亀葉」なのか「噛めば」なのか判然としません。「引き起こす」という言葉がついているので、倒れた人がこの葉を「噛めば引き起こす」となったのではと思うのですが・・。多くの文献で「亀葉」が使われています。葉の形から来ているのは分かりますが、どうなのでしょうね。どちらでもいいことではありますが・・・。