ツガザクラの花はもう終わった時期で花の写真が撮れませんでした。悪天候で歩いた距離や時間が少なかったため、運が良ければ花が残っている期待もあったのですが今回は果たせずでした。それはそれとして、花後の姿も貴重ですからしっかりと記録しておきます。この種は草本ではなく低木です。厳しい環境に生育しているために葉を含めて矮性化し凌いでいます。ツガザクラのツガは葉が針葉樹のツガに似ていることであることは周知のことですね。それにしても、姿に似合わず花は長い柄を伸ばしてその先につけます。せめて花時にだけでも背伸びして目立たせようとしているようです。ポリネーターにはアピールになっているのでしょうか。
ツガザクラに近縁なコメバツガザクラ、もっと違った名前が与えられてもよさそうなのですが、こちらは葉は広めで「ツガ」には似ていません。これも花が終わった後の状態です。ツガザクラに会うにはもう少し早めに訪れないといけないようです。
ツガザクラもコメバツガザクラも釣り鐘型やつぼ型の花で高山に生育するツツジ科の低木。高山に生育する低木のツツジ類は結構種類が多く形態も様々で興味深い一群です。ツツジ科を捕えるには寒地に適応したこのグループも理解しなけれあなりません。熱帯から寒地まで、尾根の荒地から湿地まで、ツツジ科の適応範囲の広さには感心させられます。
ツガザクラもコメバツガザクラも釣り鐘型やつぼ型の花で高山に生育するツツジ科の低木。高山に生育する低木のツツジ類は結構種類が多く形態も様々で興味深い一群です。ツツジ科を捕えるには寒地に適応したこのグループも理解しなけれあなりません。熱帯から寒地まで、尾根の荒地から湿地まで、ツツジ科の適応範囲の広さには感心させられます。