ハナイカダの小さな群落がポツンとありました。雌株の様で、葉の中央に成熟しきった果実がちょこんとついている姿か愛らしくいい感じです。周囲の環境もごちゃごちゃとしたものでなく、あたかもこのハナイカダを引き立てているような雰囲気。もともと地味な存在の種でありながら、ここでは完全な主役です。
葉の真ん中に果実が着くという構造は実にユニークです。初めての方に紹介してあげると決まって目を丸くし驚かれます。果実の柄と葉脈が癒合してこの一で分離しているわけですが、その痕跡がこの写真で理解できます。
ハナイカダは低木で草本ではありません。ミズキ科の雌雄異株の種です。山菜として利用することもあります。
ハナイカダは低木で草本ではありません。ミズキ科の雌雄異株の種です。山菜として利用することもあります。