森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アカモノ

2016年12月08日 | 自然観察日記
アカモノの群落も見られます。大群落というほどのものには出会えませんでしたが、亜高山帯を好む種ですからそれなりの個体数はあります。特に登山道わきの日当たりのよさそうな刈り払いを入れた斜面などに見られます。ところで、アカモノという名前がなんとなく好きではないのです。別名にイワハゼとありますが、むしろこのほうが感じはいいのではと個人的に思っています。

アカモノの花

2016年12月08日 | 自然観察日記
普通アカモノの花は7月までなのですが、遅めに咲いている花もちらほら。つぼ状の花はツツジ科の一つの形質です。多くが低木でアカモノも木本です。赤い実は目立つのですがアカモノの花がたくさん群れて咲いている光景もなかなか素敵なものです。しかし、八月の頭は実の季節です。

アカモノの実

2016年12月08日 | 自然観察日記
溝がはっきりしているやや扁平な赤い実。食べることができますが、淡白な味でナツハゼのような酸味は感じません。この種と対比させられるシロモノ(シラタマノキ)の実はサロメチールの匂いがして口にするものではありません。