コブシとタムシバの違いを説明するときに葉の形を用いることができます。葉の最大幅が葉の中心から上にあるか下にあるかで区別できます。上ならコブシ、下ならタムシバ。葉を噛むと甘みがあるという話なのですが、私にはどうもよくわからない点です。
今月の8日にも載せましたが、再びオオツリバナです。今度は群馬の玉原高原。なかなか出会う機会が少ない種ですが今年は当たり年。立て続けの出会いでした。今度は折れた樹ではなく、しっかりとした立木。いい具合に実がぶら下がっていました。
裂開した果実ですが、深海に生息するコウモリダコという珍しい生き物がいるのですが、この裂開した様子を見てそのコウモリダコを連想してしまいました。色具合といい形といいすごく似ている感じがしました。すごい!! 先に長野の米子瀑布の散策道でみたオオツリバナの裂開した果実と何と違うことか! 同じ種とも思われませんね。
車を置いてレストハウスの脇の道を歩き始めてまもなく、今回最大の出来事がありました。それは珍品のホソバノツルリンドウに出会ったことです。沢山の花がついていて、時には車も通るであろう道路わきの草藪に蔓を絡ませていました。過去に2度しか出会ったことがないものでとても珍しいものと理解しています。しかし、以前出会った時も深山ではありますが「こんなところとに?」という場所で人の手が加わった荒地に近い環境です。森が発達して安定した林床には暮らせない種なのだと考えています。
行ってみたいという声があって未だ訪れたことがなかった玉原湿原を歩いてみました。秋盛りの9月の高原。幸い好天でようやく始まった紅葉でありながら華やかな景観を満喫してきました。「小尾瀬」という名でも呼ばれるらしく植生も注目されるのも多いようです。群馬県の武尊山の山麓に広がる日本海型ブナ林に囲まれている湿原とされ、人造湖の玉原湖に接する国有林内にあります。さらに、隣接するたんばらパークがありスキー場などのレジャー施設もあってちょっとした大きな観光の拠点になっていました。
花の種類や数はめっきり少なくなって、葉の色づきが主役になる季節。それでもこの季節ならではの自然の顔があり不思議さや美しさが垣間見られますから散策には楽しい一時です。植物の枯れ行く姿にも物語があり新しい発見もありますから、花がなくても充実した時間が過ごせます。
しばらくは、玉原湿原で出会った植物や感じたことなどを素材に話をしたいと思います。
しばらくは、玉原湿原で出会った植物や感じたことなどを素材に話をしたいと思います。