朝鮮という視点で古代から近代の日本の歴史を駆け巡る。
一つの歴史的事象を今までとは違う角度で見ると、興味深い展開に目を見張る。
著者の朴氏によれば、ヤマト王朝の成立そのものが、朝鮮族を祖先とする同族の権力闘争だというのだ。
出雲も神武天皇も蘇我氏も蝦夷もだ。
天皇もそうした朝鮮王族の血が流れているという。
荒っぽい展開だったが、そういうことはまったくなかったわけでもない、と思う。
しかしながら換言すれば、縄文的な平和な暮らしに殺戮と権力闘争を持ち込んだのは「大陸」だったとも言えるのではないか。
ほんとうのヤマトは弾圧され続けてきた東北ではないかと思いはじめているオイラは、東北に漂う調和と朴訥な心に注目する。
作者の朴氏が展開した考察は案の定袋叩きにあったようだが、朴氏が投げかけた提起を週刊誌的に扱うのではなく、丹念に検証することが必要だと思えてならない。
一つの歴史的事象を今までとは違う角度で見ると、興味深い展開に目を見張る。
著者の朴氏によれば、ヤマト王朝の成立そのものが、朝鮮族を祖先とする同族の権力闘争だというのだ。
出雲も神武天皇も蘇我氏も蝦夷もだ。
天皇もそうした朝鮮王族の血が流れているという。
荒っぽい展開だったが、そういうことはまったくなかったわけでもない、と思う。
しかしながら換言すれば、縄文的な平和な暮らしに殺戮と権力闘争を持ち込んだのは「大陸」だったとも言えるのではないか。
ほんとうのヤマトは弾圧され続けてきた東北ではないかと思いはじめているオイラは、東北に漂う調和と朴訥な心に注目する。
作者の朴氏が展開した考察は案の定袋叩きにあったようだが、朴氏が投げかけた提起を週刊誌的に扱うのではなく、丹念に検証することが必要だと思えてならない。