山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

6月の尾上ガーデン(2013)その2

2013-06-21 18:15:37 | 植物
 春野町の尾上ガーデンには貴重な「マツモトセンノウ」が咲いているが、それに「絞り咲きマツモトセンノウ」があるのを発見した。
 マツモトセンノウの緋色の花に白い絣模様が入っているのだ。

                
 むかし京都嵯峨に「仙翁寺」という寺があり、その周辺に「センノウ」が咲いていたのでつけられた名前だそうだ。
 センノウとはそれを広めた人の名前らしい。
 今はその寺はない。

                       
 漢方の「トウキ」も咲いていた。
 葉を食べてみるとセロリの味がする。
 サラダにしてもいいかも。

 
秋になると以前はよくきのこ狩りに出かけた。
 もちろん、道がない所を歩く。

 しかし、道沿いによく見られたのが「チチタケ」だった。
 地域によってはマツタケ並みの値段で売られている。
 このチチタケを刺して持ち運ぶというのが、「チダケサシ」(ユキノシタ科)だ。
 もろいチチタケなので実際そうした利用法があるかは疑問だが。

                
 そのチダケサシに似ているのが「クガイソウ」(ゴマノハグサ科)だ。
 傘状の葉が9輪あるのでついた名前だそうだ。

                         
 キキョウの花と同じ姿だが、いっぱい花が付いていたのが「ハタザオキキョウ」(キキョウ科)だった。
 花を旗に見立てたのだろう。
 やっぱりキキョウは清楚にポツリとあるのがいい。

 尾上ガーデンは2週間ごとにキャストが変わっていく。
 庭の管理の大変さと山野草への情念がそこに葛藤している。
        
コメント
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