山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

山里の凛々しいお寺で

2015-03-08 21:56:48 | 歴史・文化財
 昨日のコンサート打合せの後、雨プロ会場として予定している近所の「長命寺」に行く。
 コンサート雨プロ用の会場として快諾してくれたお寺の姿勢がありがたい。

          
 狭い山腹にある境内から長蔵寺地区の眺望がまたすばらしい。
 そこにはつつましい山里のたたずまいが溶け込んでいる。
 それは自然と人間の暮らしとの調和が見られる。
 都会のコンクリートジャングルの無機質な空間は人間様中心主義である。

                      
                 
 建物の周辺には銅版の見事な彫金が施してあったり、派手ではないが曹洞宗らしいデザインも散見される。

 
 庭の石組みや石灯籠もそれとなく配置されていて、過疎の山里にしては旺盛な精神がこめられているとみた。
 世俗にこびた寺とは違う静謐が漂う。

    
                      
 室内にもお邪魔させてもらった。
 100人くらいはちょうど収まる広さもあり、雨プロもいいなと思ってしまう。
 豪華な天蓋といい、ケヤキの彫刻といい、室内もピリリとした異空間を保持している。

 ちなみに、長蔵寺というお寺は古にはあったが今はなく、地域名のみ残っている。
 過疎の山里にはまだまだ宝が残っている。
            
 
                    
                    
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