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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

森の熊さんかな!?

2015-03-20 22:03:42 | 特産品・モノ
 森林散策会の下見のための下見をしに、いくつかの山を越えて「越木平」という集落を歩く。
 人の影がまったく見られないような奥まった所に集落がある。
 集落に到着する手前で後ろから呼び止められた気がした。

                  
 振り返ってみたらどうもピンク色をした熊さんだった。
 なぜここにいるのだろう。
 一人でさびしくはないのだろうか。

         
 でもきっと、「ボクはここにいるからね」と、通る人を励ましてくれているのかもしれない。
 なにしろ、この道は車の往来は時々あるかもしれないけど、歩く人はなかなかいないからね。
 
 でも、杉林をやっと抜けると突然眺望の良い集落が現れた。

 オーム真理教事件が報道されているが、「日本はついに禁断の箱を開けてしまった時代に入った」と痛感したエポックメーキングな事件だった。
 そうした事件を生み出した土壌汚染はいまだ除染されていない。
 だから、次々と人間の命が抹殺されていく事件が絶えない。

 しかし山の奥にある集落には豊かな土壌と森が輝いていた。
 もう一度、生きる原点をつかみ直すときがきているにちがいない。
 森の熊さんは、そんな人間の生き様を見つめているのかもしれない。

 
 
 
コメント (2)
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