畑でメタリックブルーに輝く虫を発見。
ときどき見かける「ツチハンミョウ」だった。アリンコみたいに忙しく歩き回るのでシャッターチャンスが難しい。
膨らんだお腹には数千匹の卵が入っており、生き残りにかける幼虫はハナバチにしがみつき、その巣へ侵入。中にある花粉や密を食べてやっと成長するというバトルロワイアルの世界。
ツチハンミョウの体液は強力な毒を持っており、忍者が「ハンミョウの粉」として暗殺用に利用したと言われている。
野菜畑を歩いていたら、防虫網にいたカマキリの眼とあってしまった。
カマキリはすでに戦闘態勢に入った気配だったので、すごすごとそこから退散した。
そういえば、中学のときの怖い体育の先生に似ているのを思い出した。
当たり前の畑の中にも人間や昆虫とのこもごもの物語が見え隠れしているんだなーと深呼吸する。