都会から森にやって来て十数年になるという吉田さん。
杉・檜を伐って広葉樹を植樹する森づくりを始めた。
炭焼き窯も作ってそこで炭焼きを始め、微生物が住みつく粉炭を森に撒いて土壌改良もしている。
さらに、荒れた竹林の竹で炊飯用の竹炭を売り出した。
吉田さんはSNSで森づくりを呼び掛けそのメンバーと汗を流す姿はまるで地元の人そのものだ。
さらには、人との出会いと過疎の魅力を紹介する「春野人めぐり」のイベントは、年に3回も実施する大イベントに成長している。陶芸もやる吉田さんはその仕掛け人でもある。
9人も殺したという自殺サイト関連事件が連日報道されているが、そもそも総研(TV朝日)の玉川さんが提起しているように、「自給自足の豊かさは今の世の中ではぜいたくなのかもしれない」という。
60歳過ぎでもそれを体現している吉田さん。その軽妙なフットワークはきょうも森とともにいる。