柿は剪定を終えたのでその枝で焚き火をする。
いつものようにその火で「うどん」を煮る。寒いときはやはりうどんが似合う。
畑で使い終わった竹の支柱はよく燃えるので生の枝もしっかり燃えていく。
七輪で赤魚を焼くのも定番になった。昼食はうどんと赤魚だけで満腹となる。
七輪は土中に捨てられていたものを掘り出したボロボロのものだったが、充分機能を発揮してくれる。こんな便利なアイテムを捨てるなんて考えられない。
魚を焼いてから収穫した落花生を煎る。しかし、今年の落花生は不良だったので粒も小さいし味も納得できない。このところ落花生の失敗が続いている。1年目が一番よくできたのにそこにいまだ到達していない。
「ベニハルカ」を午後ダッチオーブンで焼く。太いサツマイモ三本にしたので時間をかけて焼いていく。夕飯に食べたが、ねっとりとしていてスイーツのようだ。スプーンでほじくりながら食べる方法がいちばん食べやすい。
柿の剪定枝と畑の残骸を燃やすことで食事が多彩になる。そしてその灰は畑に漉き込まれる。それはまるで、焼き畑農業の延長のようなものだ。先人が続けてきた効能がいまや公害になってしまう。
焚き火もいよいよ絶滅危惧種になりつつある。