明治末期に建築されたらしいわが民家の屋根裏は倉庫にもなっている。そこからレトロな鉄製筒が出てきた。おそらく焚き火か薪ストーブかに違いないと思って薪を燃やしてみる。ついでに、残り物のサツマイモをダッチオーブンで焼いてみる。もちろん、収穫?した背の高い雑草も灰にしていく。
焚き火が終わったら蓋をする。すると、どんどん消えていく。消し炭を入れる壺みたいだ。なかなかコンパクトで使い勝手がいい。
翌日蓋を開けてみる。これだけ灰があるということはかなりの量を燃やしたことになる。火の粉もあまり飛び散らないで済むし、空気穴も良くできている。
灰を捨ててみるときれいに空になる。そこで、どうもこれだけではない機能がある予感がした。周囲を見回したところどうやらもっと背が高くなりそうだった。
筒を回して上に引っ張ってみたらすいと高くなった。ほう、これは優れものだ。昭和レトロのものだろうか。薪ストーブにも焚き火台にもなるようだ。これはわが家でやっている農業残滓を燃やすアイテムにピッタリの優れものだ。これはいつごろから使用されたのか知りたいところだがなかなか手掛かりが見つからない。これから恒常的にお世話になりそうなモノになるのは間違いない。倉庫に眠っていたアイテムが復活した瞬間だった。