隣にある茶畑の伐根作業は10月31日に始まった。ユンボの都合や立地の関係で作業は三期にわけて、その一期分は今月で終了とした。茶畑の周囲の一列の茶樹はそのまま残してもらった。
ユンボの運転は腕のいいA君にやってもらい、彼の癒しのイヌ「マル」も配置についた。この茶畑で何ができていくかはまだ明確な設計図はなく未知数と言っていい。太陽光パネルでおこぼれの収入を期待するよりは、緑の景観を保持し、里山ならではの野菜や果樹を基本としつつ、蝶や昆虫が群がる花の楽園をおおまかに構想している。
伐根してしまうと土砂流出が考えられるので、土留めを着手している。まずはそのための杭を打ち込む。手持ちの20本の杭はあっという間になくなった。その杭に山から伐ってきた竹を横に配置して土を少し被せる。これも手持ちの原材料をできるだけ活かすことを基本とする。
その竹の上に伐根した茶樹を重しがわりに配置する。この斜面はどうしても山の陰になって午前中は霜にやられてしまう。したがって、ここにはアオキなどの陰樹を一部配置するつもりだ。できたら、枝垂れハナモモを何本か植えたいが入手が難しそうだ。2m以上のものだと一本につき〇万円もかかってしまうので、挿し木などで気長に植え付けをしていくほかない。
伐根した茶樹も土留めで役割を果たしてもらい一段目はほぼ終了した。来年は2段目を着手する。そのために早急に杭の製作を急がねばならないが、他の作業が終わらないと本格稼働できないし、山から土留め用の竹も伐採してこなければならない。ただし、豊富にあった竹が昨年の伐採で太いものがないのが残念。とりあえず、小振りの竹で我慢する。来年早々はこれらの作業に追われそうだ。