山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

新兵器ヘッジトリマ登場!

2012-12-11 20:19:29 | 農作業・野菜
新兵器といってもテポドンではない。
 生垣や庭木の整枝・刈り込みを行う機械だ。
 気になっていた裏庭の茶樹の整枝をやり始めた。
 
  
 ホームセンターには電気・蓄電式しか売ってなかったので、馬力のあるエンジン式のをインターネットで購入。
 仕組みは草刈機とほぼ同じなので安心。

    
                
 二日はかかるところを半日で作業を終了。
 あらためてメカの威力に脱帽する。
 
 それでも、電気式より重いので手が痺れる。
 炬燵で手を暖めていたらやっと直る。
 わが荒野にも「多少剪定しているな」という痕跡がほの見えたきょうである。

 道草山の雪はまだ消えない。
 パソコンのある部屋の室温は2度だった。

       
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枯葉が銀世界になるとき

2012-12-10 20:26:27 | 風景
 
 一昨日は烈風に舞う枯葉を震えながら見ていた。
 枯葉が道草山に降り注いだ。
 そして、きょうの朝、雨戸を開けると白銀の世界に変わってる。
 まるで、手品師だ。

     
 午後に来た友人の話では、「となりの地区では雪が消えているのに、ここはまったく朝と同じ。寒い地区なんだなー。」と感心する。
 道理で、がんがんつけている石油ストーブはなかなか二桁にならない。

                 
 隣の道路には元気に走る動物の足跡が残っていた。
 どうやって走ったのか、足跡からはよく理解できない。

                      
 茶樹もじっと寒さを耐えている。
 人間は混迷する政治に耐えられず、あきらめているようだ。
 建国以来初めての黒人の大統領を生み出したアメリカ。
 自民党の長い一党支配を破った民主党。

 そんな時代にわれわれは存在するのにもかかわらず、事態は思うようにはいかない。
 チェンジする主体が成熟していないからだ。
 体制が変わっても、人間の意識はそう簡単には変わらない。
 4000年前から成立した中華帝国だって、いまだ変わらない。

 変えようとする人間の内面の深さの進攻が時代を揺るがすのだ。
 人間の小ささを遠くで見つめる小雪がまた降ってきた。   
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江戸のドラッカー、二宮尊徳

2012-12-09 19:51:52 | 読書
 このところ、外は冷たい烈風が吹き荒れている。
 つい、外作業がおっくうになる。
 そんなとき、少しずつ読み始めたジョージ秋山のマンガ『博愛の人』全8巻(小学館、1994年発行)を読了した。
 前々から二宮金次郎に注目していたが、全巻をなかなか入手できなかった。

 やっと中古本を手にし、史実を忠実に再現しながら、ジョージ秋山らしく人間の愛欲とエゴを描きつつ、荒んだ人間が尊徳によって変革されていく人間ドラマとなっている。

                     
 収支バランスの考え方、社会貢献の意志、徳をもって「一円融合」を貫く、といった報徳思想が貫かれている。
 オイラもドラッカーを注視しているが、江戸時代にそれを実践していた人物がいるではないか。
 個の徳を重視した哲学や自然との共生という面でもドラッカーよりも優れている。

 明治以降でも「報徳会」が全国に組織されたが、それは今でいうNPOではないかと思う。
 しかも、尊徳が訪問していない遠州が拠点になっていて、いまだ大日本報徳会の本部が掛川にある。
 林業家の金原明善もその実践者として有名だ。

 紀元前に活躍した中国の老子・孔子などの「諸子百家」も戦乱の中から、尊徳も荒廃すさまじい農村を復興させることから、希望の道筋を生み出している。
 その尊徳は諸子百家の思想を謙虚に学んでいるのがすごい。 
 いま、われわれは…………。
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里山づくりで巣箱を

2012-12-08 20:32:21 | 野外活動
 寒風が吹きすさぶなか、ツガル博士と山里に向かった。
 ツガル博士は杉だらけの山林に広葉樹を増やし鳥や虫たちの楽園を作ろうと黙々と月1回の活動を一人から始めている。
 まずは野鳥の巣箱を設置する。

       
 30cmほどの棒とロープだけのはしごに乗る。
 身の軽い博士はてきぱき作業に入る。

             
 見事、巣箱の設置に成功。
 博士みずから制作した巣箱だ。

                  
 オイラはキツツキなどの野鳥を呼ぼうと、あえて枯木づくりをする。
 巻き枯らしといって、樹皮を剥ぐのである。
 ハグではない。

                       
 次に博士はツリークライミングを始めた。
 遊ぶのかと思ったら、以前設置した巣箱が野鳥に利用されたのかを見るのだそうだ。

 
 慎重にロープを登っていき、5mほど上にある巣箱を点検。
 箱の中には枝が敷かれており、利用しているのがわかった。
 さすがに嬉しそうな博士。

 一人で始めた里山復活作戦。
 援軍を募集中だ。
 そうなんだ。

 「ひとりから」
 これが大切なんだ。
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灰色のカエルはアマガエル!?

2012-12-07 20:04:37 | 生き物
 道端でカエルが歩いていた。
 砂利と同化している術を使っているらしい。
 グレーなカエルって、ナニガエル?

                 
 鼻先から鼓膜にかけての黒いラインは「アマガエル」のしるし。
 緑の葉が少なくなったいま、土や道路の保護色に変身したようだ。

 「生涯」を達観しているカエルも生き抜くすべを少しは行使しているようだ。
  どんなことがあっても、天命と受け入れるカエルの姿は哲学者に見える。
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寒さに負けるな 原木シイタケ

2012-12-06 20:34:57 | 食彩・山菜・きのこ
 

 初めて挑戦した原木シイタケづくり。
 2年前のほだ木に先月から次々シイタケが芽を出してきた。
 ほだ木の養分があるせいでシイタケも元気だ。
 心配していた雑菌も致命的な影響はない。

     
                  
 7・8cmくらいの大きさのシイタケを収穫。
 焼いたり、鍋にしたシイタケを食べるとプリプリしている。
 
 和宮様はそれを天日干しするのが日課となっている。
 強風に飛ばされないよう重石が重要なのだ。
 仕上げは掘りごたつの中で乾かして干しシイタケのできあがり。

 烈風の吹きすさぶ今日一日。
 さすが野良仕事は休憩。

 したがって、屋内でキクイモの味噌漬けの調整、ショウガをスライスしてネットに入れ干す準備。
 保存作業もなかなか重要なのだ。

 昨夜、イノシシが再び出没したようだ。
 山野草を植えた畝が掘られていた。
 今朝、近所でイノシシが罠にかかったという。
 ひょっとすると、犯人は。
 
 
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セロリ・白菜を初収穫

2012-12-05 20:24:14 | 農作業・野菜
 初めて作ったセロリを収穫してみた。
 種を撒いてから芽がなかなか出なかったうえに、苗もなかなか大きくならず、難航のセロリだった。

 肥料食いと言われているが、あんのじょう、背がいまいち。
 霜がやってきているので、早めに食べることにした。
 味はまさしくセロリらしい味。

                 
 今年初めて収穫した白菜。
 まだ小振りで、先端を結わくのはもう一息というところ。

 捨てようか迷ったほどの成長の遅かったキャベツがやっとできた。
 やはり小振りではあるが、充分食べられる。
 セロリと一緒に野菜サラダでいただいた。
 
                      
 キクイモの味噌漬けが好評だったので、もう一度漬けることにした。
 問題は泥をきれいに落とすまでがたいへん。

 日当たりの良い場所に水道ホースを伸ばして作業。
 日陰だと手がかじかんで全身がブルブルになる。

 野菜の収穫が少ない時期だが、なんとかテキトーに食べられるのがあるのがいい。
 まずは飢えずに生きている。

 夕方は焚き火をして、ソーメンを食らう。
 具材にワケギをたっぷり入れる。
 これも今年初めての収穫。

 さらに、和宮様が作ったショウガの粉を入れてみた。
 なかなか、ヨカでした。
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霜や突風の波状攻撃に

2012-12-04 21:19:24 | 農作業・野菜
 朝起きると「きょうは霜が降りているかな」というのが日課となってしまった。
 霜が降りると、芽が出たばかりの野菜は一夜にして全滅となる。
 さすが茶樹は厚い葉で武装しているが、寒さが酷くなると茶色に変色してしまう。

       
 雑草でも枯れてしまう。
 キク科植物もロゼット状に地を這い地熱をもらい、霜対策をする。

                
 急いで畑の畝にビニールをかけたが、透明であるはずなのに表面を白化粧にしてしまう。
 これでも霜対策では有効なのだ。
 手ごわいのは突風だ。
 ビニールを吹き飛ばし、寒風を引き込むいやなやつだ。

 きょうはなんどもやり直した強風で、うんざり、うんざり。
 干していた洗濯物は竿ごと2回も吹き飛ばされた。                  
 
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ユズを採れない老夫婦のかわりに

2012-12-03 19:40:34 | 食彩・山菜・きのこ
 先日、人里から遠く離れた寒村でユズを採らせていただいた。
 老夫婦は体が悪くてたわわになったユズを採るのが難しいからだ。
 ユズは長い刺があるから厚い皮の手袋が必要だ。
 刺を踏んづけて地下足袋を貫通してしまった。
 収穫ボックス2杯ほどのユズをいただいてきた。

        
 早速その日に戦闘開始なのだ。
 今回はユズジャムに挑戦。
 これがあれば、ユズ茶で冬を乗り切れる。
 和宮様の深夜にわたる作業がえんえんと続く。

                    
 途中でリタイアしたオイラが朝起きたら、立派なユズジャムができていた。
 大量に出る種は焼酎に入れて化粧水をつくるのだが、その前に天日干しするのがやっかいなのだ。
 その夜はもちろんユズ湯となる。

 老夫婦の畑にはキウイフルーツの枝がジャングル状態。
 枝がからまってキウイの果実に近づくのさえ難しい。
 そうとう強剪定しないと木がダメになる。

 ユズのお礼に、キウイ救出作業を近々やってみようと思った。
 寒風のなかでもそれを一緒にやってくれるかた、連絡くださーい。
 
 

        
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尾上ガーデンの紅葉

2012-12-02 21:26:00 | 植物
 先日の秋のコンサートの会場となった尾上ガーデン。
 舞台には見事な紅葉の生け花が添えられた。
 「オオモミジ」とその園芸種の多い尾上ガーデンの紅葉だった。

    
 大きさでは10cmはある真っ赤なカエデに来場者は驚嘆する。

           
 デザインでは葉の先端が赤、中央が黄色のグラデーションの紅葉を見せると例外なく声をあげる。
 自然のなせる感性はかなわない。
 天狗が持つ団扇に似ているので「ハウチワカエデ」の仲間だ。

                  
                         
 切れ込みの深い葉は意外に気がつかない。
 きれいな紅葉を1枚1枚拾う人は少女(年)の心を忘れていない。

 
 葉っぱを拾い比較すると、紅葉の違いが面白い。
 ただ、名前を同定するとなると園芸種も多く難しい。

 「春野人めぐり」の3日間、庭に訪れた人は40人弱。
 それぞれ、春にもう一度来たいという。
 枯葉がちらばる庭を愛でる人は自然を見る視点が深い気がした。
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