山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

蛾も蝶も個性あり、害虫にもなる

2013-06-20 19:58:07 | 生き物
 
 夜の明かりは絶好の目標なのだろうか。
 赤褐色のシジミチョウくらいの大きさの蛾がやってきた。
 それは「オオウスベニトガリメイガ」(メイガ科)であるのがわかった。
 人間にとっての灯りは希望を獲得していく歴史でもあるが、蛾にとってのメリットはあるのだろうか。

 メイガの幼虫はいわゆる「シンクイ虫」で、野菜や果樹の芯を食べてしまう害虫でもある。
 渓流釣りをやる人はこれを餌にする。

                           
 外来植物のオオキンケイギクにやってきた「キハダカノコ」も蛾の仲間。
 翅の鹿の子模様が美しい。
 からだの色が鮮やかな黒と黄色のコントラスト。
 蜂の擬態なのかも。

         
 さらにそこにやってきたのは、おしゃれな「ベニシジミ」。
 シジミチョウのなかでもひときわ目立つ色彩。
 シジミチョウをカメラに収めるのはむずかしいが、食事どきはチャンス。
 人間も同じだね。

 食べること希望を持つこと、これは生きる条件でもある。
   

                     
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ヤマトは朝鮮の分国だった!?

2013-06-19 17:38:27 | 読書
 朝鮮という視点で古代から近代の日本の歴史を駆け巡る。
 一つの歴史的事象を今までとは違う角度で見ると、興味深い展開に目を見張る。

 著者の朴氏によれば、ヤマト王朝の成立そのものが、朝鮮族を祖先とする同族の権力闘争だというのだ。
 出雲も神武天皇も蘇我氏も蝦夷もだ。
 天皇もそうした朝鮮王族の血が流れているという。

 荒っぽい展開だったが、そういうことはまったくなかったわけでもない、と思う。
 
しかしながら換言すれば、縄文的な平和な暮らしに殺戮と権力闘争を持ち込んだのは「大陸」だったとも言えるのではないか。

 ほんとうのヤマトは弾圧され続けてきた東北ではないかと思いはじめているオイラは、東北に漂う調和と朴訥な心に注目する。

 作者の朴氏が展開した考察は案の定袋叩きにあったようだが、朴氏が投げかけた提起を週刊誌的に扱うのではなく、丹念に検証することが必要だと思えてならない。
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ナニコレ、梅キッス??

2013-06-18 23:10:25 | 特産品・モノ
 梅干しづくりに連日没頭している和宮様が飛んできた。
 「ナニコレ!?」
 初めて見る青梅の双生児だ。

                     
 そして翌日、またまた和宮様が飛んできた。
 「また見つけたぞよ!」
 こんどは青梅ではなく、赤みがかっている。

 梅もキッスすると赤くなるんだー。
 大発見の大発見!?
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ニンニクがいいぞ!!

2013-06-17 21:47:46 | 農作業・野菜
 ニンニクを掘りあげた。
 ほんとは天気のいい日がおすすめだが、梅雨空を見ながらの収穫だ。
 手応えは今まででは一番良い。

             
 タマネギみたいなプリプリが頼もしい。
 夕飯はホクホクの焼ニンニクをほおばる。
 土壌が良くなってきた成果としよう。
 なにしろ、フーフー言いながら刈り取ったススキをすきこんできたからね。

                       
 トマトの大玉トマトも順調だ。
 夏の照りつくなかで冷やしトマトをかぶりつきたい。
 今までは収量がいまひとつだったので、肥料をもっとやらなければならないかも。

 ズッキーネ・落花生・エダマメの苗が伸びてきたので、畝に移植する。
 また、「キタアカリ」を収穫したあとの畝に「アカジソ」の苗をすぐさま植える。

 早く大きくなってくれないと梅干しづくりに間に合わない。
 梅干しづくりにキリキリしている和宮様が、てきぱきとアカジソを植えながら拝むように念力をいれている。

 

 

                        
                
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もこもこもこ、これなーんだ 

2013-06-16 21:25:01 | 生き物
 林道のようないつもの国道を奔る。
 運転していた和宮様が突然車を止める。
 「ナニコレ!?」
 そういえば今は、梅雨の候。

                   
 確かこれは、モリアオガエルの卵塊。
 ふつうは木の枝で見られる。
 それが路上の下にある石垣にいくつも見られた。

 石垣の下は田んぼでイネの苗があり、すでにオタマジャクシが泳いでいた。
 なーるほど、こういう生き方があるんだ。
 モリアオガエルは懸命に生きる工夫を考えているんだなー。

 「いいものを見させてもらった」と、梅雨空にウインクした。
 
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梅もぎに団塊の梅!?

2013-06-15 20:22:17 | 食彩・山菜・きのこ
 午前中に尾上邸で、秋の里山コンサートの打ち合わせ。
 午後はそのまま庭周辺で梅もぎとなる。
 川沿いの梅の木にはびっちり育った団塊の梅がなっていた。
 湿度も高いなかで汗が背中を走る。

                   
 脚立を使ったり、木登りしたり、剪定をしたりしながらの収穫。
 昨年、強剪定もしたせいか、量より一つ一つの梅が大きい。
 さいわい雨も止んでいて梅も乾いていた。
 和宮様のたくさんの宿題ができた。

 そういえば、団塊の世代で生きがいが見つからない「団塊」も多い。
 これからのセカンドライフを山里や田舎に目を向けると、そのヒントがいっぱいあるのを実感する。
 遊休地でニンニクや大豆や落花生を作れば、某国に頼らなくても安心の食材を確保できるんだけど、と思わず車中で叫ぶのだった。
 
 豊かさとは「汗をかいて希望を生み出すこと」なのではないか。
 それを「経済成長ミクス」?にゆだねてしまうことに落とし穴がある。
 選挙前、景気さえ良ければよいとする世論操作に翻弄されてはいけない。
 土や自然を大切にすること、そこに放射能をメルトダウンしないこと。
 真実はシンプルなのではないか。
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大井川を渡る

2013-06-14 21:59:32 | 風景
 久しぶりに大井川を見る。
 台風一過のときの大井川を見たときは度量の大きさ?に感心したものだ。
 それがなんと、水溜りみたいになった姿を見た。
 これが一級河川なのだ。

                         
 川も変在であるのだ。
 人間も変在でいいのだ。
 手前の川に比べて、河原の広いこと!

                
 その視界へ突然、大井川鉄道のジーゼル車が闖入する。
 うまくいけば、川沿いに滑る汽車の勇姿も見られる。
 川と鉄道のコラボは風景に溶け込んでいく。

 大井川からの取水を制限したそうだ。
 当り前の「水」は、いのちの源泉。
 ときにはこの水が脅威となる。
 
 お湿りの雨。
 畑の野菜たちはまずはホッとしている。
 1時間以上かけて毎日のようにやっている水撒きもお休みさせてもらった。
 オイラもひとまず、ホッ。
 

                 
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「ヒオドシチョウ」を初めて確認

2013-06-13 07:58:44 | 生き物
今まで畑に来ていたようだったけどヒョウモンチョウかと思い過ごしていた「ヒオドシチョウ」を確認した。
 明らかに豹紋ではなかった。
 鎧の糸の緋色を連想させるネーミングにロマンを感じる。
 たまたまポーズをとってくれたのでカメラにおさまった。



常連の「ツマグロヒョウモン」もやってくるようになった。
 いつ見ても鮮やかなデザインには変わりない。
 飛び方も華麗だ。


見慣れないチョウがやってきた。
 翅を広げてくれない。
 しばらく待っていたがじらすばかり。
 けっきょくこちらが白旗を揚げる。
 キタテハかコノマチョウのようだ。


幼虫は尺取虫でおなじみの、「エダシャク」の仲間に出合う。
 同じような文様がいろいろあってわかりにくいが、身近な蛾でもある。

 ブロッコリーを収穫したら、アオムシくんがごっそり落ちた。
 軽く茹で上げたらアオムシくんが浮いてきた。
 モンシロチョウはいのちのリレーに必死です。
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サトイモを救出、ニンニクを収穫してみる

2013-06-12 21:24:09 | 農作業・野菜
 雨が少ないとはいえ、山間部ではパラリと雨が来る。
 すると、雑草のはりきりようはすさまじい。
 しばらく芽が出なかったサトイモの芽を発見。

                               
 畝全体が雑草に覆われていたので、あきらめかけていたサトイモの芽に気がつかなかった。
 半日かけて草取りに専念。
 すると、サトイモの芽は順調に伸びていたのだった。

                
 今年はニンニクの生育がいい。
 その理由が相変わらずわからないが、土壌の有機質が豊富に改善されてきたというしかない。
 5本を抜いてみる。
 昨年より手ごたえがある。

 このところ、ススキや雑草を畝の間に漉き込んだりしているせいか、土壌がフカフカになりつつあるのを実感する。
 おかげで、カブ・ビタミン菜・シュンギク・キャベツ・ブロッコリー・ジャガイモの生育が順調で食べきれない。

 植物繊維バッチリである。
 野菜が主食で米やパンがおかずになっている。
 つい食べ過ぎて胃が疲れ気味。胃薬を飲む。
 都会生活では考えられないアオムシに変態してしまった。
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6月の尾上ガーデン(2013)ーマツモトセンノウが見所

2013-06-11 18:19:42 | 植物
 樹木と山野草が調和している尾上ガーデンに、ひときわ目立つ野草が「マツモトセンノウ」(ナデシコ科)だ。
 マツモトの名前の由来は、松本幸四郎の紋に似ているというが、似ていない。
 

 中国・朝鮮原産のこの野草が信州松本から伝播したのでついた名前らしい。
 白花も初めてここで見た。
 そっくりの赤花の「フシグロセンノウ」を雑木林で発見したときは驚きだった。
 外来の園芸品種かと思うくらい、暗い森に鮮やかに咲いていたからだ。

     
 わが家の畑にも自生の「オカトラノオ」(サクラソウ科)があるが、いつも草刈りでいつのまにか刈ってしまい、和宮様から顰蹙をかう。
 今年は?


湿生地が好きな「ワスレナグサ」(ムラサキ科)がやはり池の隣に咲いていた。
 花言葉の「誠実な愛」のとおり、ドイツ騎士の悲恋物語が有名だ。

                       
 同じように湿生地が好きな「クリンソウ」(サクラソウ科)が、最後の花を咲かせていた。
 花をよく見ると、サクラソウの花そのものだ。


 今年も「ウツボグサ」(シソ科)に出会えた。
 花後の枯れた花穂が「空穂」だ。
 矢の携帯収納武具を連想した発見者の感性が素晴らしい。

             
 池の中央には、ワイシャツの襟部分に似ている「カラー」(サトイモ科)の白が引き立つ。
 花は黄色い花芯だそうだ。

 尾上ガーデンはいま、確実に春から夏の花へと移行している。

                       
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