山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

おれっちのまちづくり

2016-03-21 20:17:22 | 出会い・近隣
 「国道の法面に花を」というわが集落のプロジェクトが久々に動き出す。
 「静岡県グリーンバンク」からいただいた「アカバナトキワマンサク」を急斜面の法面に植え込む。
 祝日ではあるが田舎は関係なく仕事に追われているなかでも、13軒からなる集落から8人が来てくれた。

                         
 女性・高齢者は、いままで植えてきたアジサイやレンギョウのまわりの雑草を鎌で刈り取っていく。
 男衆は穴を掘り肥料を混ぜてトキワマンサクを植えていく。
 この小さなプロジェクトもこのところ半数以上のかたが参加してくれるようになった。
 最初は数人だけののスタートだっただけに、今はしっかり定着してきたのを実感する。

            
 道路端で一休み。
 桜の花はまったく咲いていないがお花見としゃれる。
 みんな足腰に難がある中での参加でもある。

 上から決められたことではなく、自主的な企画であることに意味がある。
 形になるにはあと5・6年はかかるだろうが、ぜひ、この取り組みを成功させたいものだ。  
 
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まさに桃源郷を行く

2016-03-20 20:35:14 | 旅行・散策
 天竜に実現している現代の桃源郷「花桃の里」の散策会に参加する。
 7年前に見た「花桃」はチラホラだったが、今は花桃の森が随所に見られる。
 
     
 しかも、道の駅に来た人に花桃の枝を提供していた。
 地元の人の素朴なおもてなしが心を暖かくする。

                       
 コースはいつものルーチンコースだったが、じゅうぶん楽しめた。
 参加者も50人近い。

                   
 このところ家族連れも目立ってきた。
 この森林散策会も10年に迫ってきたとのこと。
 そろそろ10年の節目のまとめを作ろうという声も大きくなった。

            
 スタートまもなくの「セッコク」も見事な花を咲かしていた。
 画像には2種類のセッコクがあると言うが、違いはちょっと見ではわからない。
 林縁には「タチツボスミレ」や「ムラサキケマン」がもう咲いていた。

                          
 森の境界で馬頭観音の石像に会う。
 天明6年(1786年)3月の銘が刻印されている。
 明治の廃仏毀釈令のせいか、石像の首や錫杖などが破壊されている。

 ガイドの森林コーディネーターと参加者とがにこやかに溶け合ってきているのが印象的だった。

 
  

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援農でけん玉大会!?

2016-03-19 22:51:27 | 野外活動
 新ちゃんからほだ木を30~40本ほどいただいた。
 いずれも道草山のコナラやサクラの木だが、すべてを新ちゃん一人が伐採したものだ。
 皆伐には4日くらいはかかっている。
 その一部をほだ木として、きょうはシイタケ菌打ちに使わせてもらう。

                          
 6人が援農にやってきた。
 朝はけっこうな雨で一部の地域では通行止めが出ていたほど。
 そんな中で、新ちゃんの指導の下でシイタケ菌打ちが屋根下で始まる。
 プロ農家の言葉と技能には、農ガールたちはいちいち感嘆するものだった。

            
 昼過ぎには雨が止んだので、こんどはジャガイモ種の植え付けと黒マルチのセッチングを行う。
 朝の激しい雨がウソのように空はブルースカイが塗られていく。
 あっという間に、ダンシャクとメイクウィーンを植えることができた。
 とても一人では数日がかりの作業だ。

                           
 いつものように、収穫したものを焼いたり煮たりしての食事時間は心とお腹を満杯にする。
 今回は、あゆみ・さやかちゃんが豚汁を作ってくれた。
 そこに、地元産のイノシシの肉やゴボウ・大根も参入。
 気品あふれる作品を作陶している著名な陶芸家も夕方に駆けつけてくれた。

            
 そのうちに、いつからかけん玉大会が行われる。
 「灯台歩き」「止め剣」「もしかめ」などけん玉のいろんな種目に挑戦。
 つい熱が入りいい大人が不思議な姿態でレースを競う。

 残月がわれわれの歓声を暖かく受け止めてくれたようだ。
 柔らかなつながりが電脳ではなく畑で「ET」となる。   
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黒いトウモロコシに干しシイタケ

2016-03-18 19:16:58 | 特産品・モノ
 先日、黒いトウモロコシをいただいた。
 見事な黒いダイヤに食べるのがもったいないくらい。
 北海道では普通に売られているという。
 正式には「黒もちトウモロコシ」と言って、もちもちした食感だということだ。
 インテリアにも使いたいが、育ててみたい。

                           
 次にいただいたのは、原木の干しシイタケ。
 寒い時期にゆったり育った旨みとビタミンDが濃いひび割れシイタケ。
 3800万円もする白トリュフというわけにはいかないが、リーズナブルにこれは食卓に登場。
 ドンコででかいのは、大相撲で優勝力士に贈られる。

 茶園の管理者からほだ木30本ほどをいただく。
 道草山のコナラがいよいよすべて皆伐された。
 これでわが家も茶園も陽当たりがよくなった。
 
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カンヒザクラまだ五分咲き

2016-03-17 20:40:26 | 自然観察
 ニュースではソメイヨシノの開花予報合戦をしている。
 明後日からの三連休には花見ができそうだという。
 わが家の畑には、「カンヒザクラ」が五分咲きというところ。
 畑できょう初めて、「アカタテハ」「モンシロチョウ」を発見しました。

                          
 「カンヒザクラ」は、ソメイヨシノの前哨戦として最初に登場するキャストだ。
 花が開ききらないのが特徴だ。
 沖縄の桜と言えば、この桜が一般的。

                  
 わが畑はまだススキに包囲されている。
 それでも、空いている畑は一通り肥料を入れて荒耕することができた。
 あとは畝立ちして黒マルチをすれば苗を植えたり、種を撒いたりができる。
 これも耕運機のおかげだ。

            
 昨年の秋に植えたスナップエンドウは全滅だった。
 寒さ・寒風のせいか、ビニール内の温度が高過ぎたか、だろう。
 やりっぱなしがいちばんいけません。

                       
 スイセンがぼちぼち咲き始めた。
 近くの土手沿いや町ではスイセンが華やかなのに、わが家にはまだ届かない。
 早咲きの小型スイセンの「テイタテイト」という園芸種がまず咲き始めた。
 20cmほどのかわゆくて、凛としているのが素晴らしい。 
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大根のラッキョウ酢漬けを作る

2016-03-16 21:01:59 | 食彩・山菜・きのこ
 畑に捨てても良さそうな大根が残っていた。
 掘り出してみたら、悪い部分は捨てて食べられる白い部分をスライスする。
 それをよく洗ってラッキョウ酢に入れてみる。

                      
 隠し味にコンブを入れる。
 トウガラシも入れてみる。
 3日後に食べてみたらなかなか旨い。

 おやつ代わりにポリポリ食べてしまって少なくなってしまった。
 食べ過ぎはよくありませんが、大根も喜んでいるのではないかと。
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鮎の魚醤を入手

2016-03-15 19:29:39 | 特産品・モノ
 大分県日田市の味噌問屋の老舗「まるはら」の4代目が開発した「鮎の魚醤」。
 早朝6時にTV放映されている番組「日本のチカラ」でその開発努力と海外進出を知る。
 いまや、国内外の一流シェフが採用している。

                             
 「ナンプラー」など多くの魚醤は臭みが強いが、この淡水魚の「鮎の魚醤」は、臭みを抑える研究に没頭してきた成果だ。
 それは新鮮な冷凍鮎を使用しているからだともいう。
 そのことで、素材の味を生かす名脇役となった。

 さっそく購入したが、注文が殺到しているようだった。
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鳥山敏子の提起したこと

2016-03-14 20:48:12 | 読書
 元教師で「賢治の学校」を創立した鳥山敏子の対談集2冊を読む。
 『豊かな社会の透明な家族』(法蔵館、1998.6 )の相手は、『覚醒のネットワーク』でオイラにも大きな影響を与えた社会学者上田紀行。
 『創られながら創ること』(太郎次郎社、1993.7 )の相手は、現代社会を切り取る気鋭の社会学者・本名見田宗介として以前から注目していた真木悠介。

                                  
 2冊とも1990年代に発行されたものだが、そこで提起された家族・子ども・教育がかかえている問題は、今日ではむしろ深刻になってさえある。
 つまり、問題はまたまた先送りされ、景気・経済先行に誘導されてしまっている。

      
 こうしたうわべの豊かさに埋没してしまった私たちは、どうすればよいのか。
 自分のいのちは人や生き物とともにあり、自分の中の中心軸を形成していくことが肝要だという。
 つまり、生きるとは自分の基軸を探索する過程でもあり、そのことで人とつながる過程でもあるということに違いない。

                            
 そういえば二十数年前、駅のベンチに座る鳥山さんを目撃したことがある。
 その横顔は、修行僧の面持ちだったことを思い出した。
 今にしてみればきっとそれは、学校教育のかたたくなシステムと孤独な戦いをしていたころだったようだ。

                            
 自分にとっての中心軸とは何か、それをどのように実行しているのか、の提起が迫る。
 鳥山敏子のようにはなれないが、逃げることを肯定しながらもわずかな前進をもよしとすること、それを止めないことを貫きたいと思う。

 
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ジャガイモの植え付けついに開始

2016-03-13 20:04:25 | 農作業・野菜
 先月末に畝立てしておいたところに黒マルチを午前中に行う。
 きょうの朝は霜が降りていて畑も茶畑も真っ白だった。
 2月にジャガイモを植え付ければ伸びた芽はひとたまりもなかったろう。

                          
 きょうは「メークイーン」半分くらいを植えることにする。
 大きいのは半分に切って切り口に灰をつけておく。
 あと、「ダンシャク」も確保してある。

            
 黒マルチに穴を開ける。
 石が土中にまだ混じっているが昔と比べてずいぶん小さくなっている。
 さすがにひとかかえもある石には出くわさない。

                         
 とりあえず、26個の種イモを植え付ける。
 奥の畝は初めてジャガイモを植えるので連作障害は心配ない。
 手前の畝は連作障害を想定しなければならないので、その防止の液をまめにかけなければならない。
 やっときょう、今年初めての「植え付け」作業を開始したことになる。

 天気が良かったので汗を掻いたが、風は冷たい。
 ついでに、買ってきたレタスの苗12本も植えてみる。
 寒さが気になるので「べたがけ」をしておく。
         
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畑の片づけと闖入者と

2016-03-12 19:58:20 | 農作業・野菜
 いつも畑の植え付けが遅れてしまうので、畑の片づけを急ぐ。
 昨年はいっぱい収穫させもらった「パプリカ」の枯れ枝と支柱を取り除く。
 使えそうなひもは今年も使うので丁寧にほどく。

                           
 取り除いた枯れ枝と支柱は、焚き火の薪に。
 黒マルチをはがすといよいよ畝立て作業に移行できる。
 雑草とマルチが合体してしまっているので、分けるのが面倒だ。

                           
 耕運機で荒耕してあった所に怪しい足跡を発見。
 イノシシにしては近くを破天荒に荒らしていない。
 シカにしては足跡が大きい。

        
 アナグマだろうか。タヌキだろうか。
 隣人の畑も足跡があったようで、かなり綿密に物色しているのがわかった。
 春の到来を直前に、人間も動物もいよいよ本格的活動開始だねー。
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