山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ヒュウガナツの皮むき

2016-03-30 00:14:25 | 食彩・山菜・きのこ
 20年前だろうか、路地裏探検をしていたところミカンらしき見たこともない果樹があったので、近所の人に聞いたら「ヒュウガナツ」だという。
 「持ち主は引っ越してしまったので好きなだけ採っていいよ」と言ってくれたが、品種も味もわからなかったので少しだけいただいた。
 食べてみたらグレープフレーツのような味だった。

                         
 それが、「ヒュウガナツ(日向夏)」との初めての出会いだった。
 そのときはリンゴの皮むきのようにしてから食べるというのがわからなかった。
 普通のみかんと同じように食べたが、「食べにくいな」という印象だった。

       
 しかし、白い内皮ごと食べるとそれが小気味いい食感となってじつにうまいのだ。
 安売りスーパーでヒュウガナツを発見したときは有無を言わさず手にする。
 ヒュウガナツはユズの突然変異でできたものらしい。
 宮崎県で発見されて以来、いまだ生産量は出荷の半分を宮崎県が占めるという。

 このところ、糖度を競うみかんの品種改良が果敢にされているが、素朴な味も忘れられない。
 
コメント
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