MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

保身の術としてのロックンロール

2011-06-07 00:02:32 | Weblog

釈放された内田裕也、3日逮捕後初の会見(サンケイスポーツ) - goo ニュース

 5月31日に処分保留で釈放された際には、「必ず記者会見やりますので、その時には

ちゃんと説明します。よろしくロックンロール」と宣言していた内田裕也だったが、これが

その“ちゃんとした説明”だったのだろうか? 何故被害女性ともつれてしまったのかという

記者の質問に対して、「お酒を飲むとおかしくなる性格。アルコールのせいにはしないが、

飲酒の上で空想や妄想が働いて相手の方には本当に悪いことしたと思ってます。武士の

情けで、相手の方の職業や住所はロックンロールに免じてひとつ勘弁お願いします」と

答えているが、武士の情けを求めるのであるならば、片膝立てて謝るのではなくて、

土下座をするべきであろうし、“ロックンロールに免じて”勘弁願うのであるならば、

登場曲の「マイ・ウェイ」はエルビス・プレスリーではなくて、シド・ヴィシャスのバージョンを

用いるべきであったが、そもそもロックンロールは反体制の表現手段であって、女性を

殴る言い訳として使われるものではないのだから、内田裕也のような男がいとも簡単に

ロックンロールなどと口にしてもらっては、ただロックンロールが誤解されるだけなのである。


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