MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

アイドルグループという“起業”

2011-06-15 00:03:34 | Weblog

ぴゅあふる・綾川、重傷!テレ東収録で事故(サンケイスポーツ) - goo ニュース

 それにしてもアイドルグループというのは今は無数にあるようで、「ぴゅあふる」という

アイドルグループの存在を私はこの記事で初めて知った。しかし現在はAKB48が

圧倒的な人気を誇って、「モーニング娘。」はもはやかつてのような勢いはなくなっており、

オーディションでメンバーを入れ替えても、まだ“卒業生たち”の方が人気がある。

「ももいろクローバー」もあまり盛り上がる気配がなく「ももいろクローバーZ」と改名して

頑張っている有り様である。驚いたのは「中野腐女シスターズ」で、“腐女”と名乗っている

くらいだから、売れるつもりはないのかと思っていたら、先日『さんまのスーパーからくりTV』

に出演していて、どうも売れたいらしいようである。結局アイドルグループというのはある種

“起業”だから、名刺代わりになるようなヒット曲が出ないとメジャーになる事は難しいと思う。


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『クロエ』 80点

2011-06-15 00:00:09 | goo映画レビュー

クロエ

2009年/カナダ=フランス=アメリカ

ネタバレ

目眩く性の倒錯

総合★★★★☆ 80

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 主人公の産婦人科医のキャサリン・スチュワートと大学教授の夫のデビッド・スチュワートは長年連れ添っている理想的な夫婦に見えるが、キャサリンは長い間、夫との性交渉がないことに不満を感じていたようで、夫の誕生日にサプライズパーティーをしようとしたが、その日に夫が帰って来なかったことから、夫が女子学生と浮気をしているのではないかと疑いはじめて、産婦人科医という立場上、男性との出会いがないキャサリンは心穏やかではいられなくなる。
 ところでクロエ・スウィーニーなのだが、彼女が娼婦なのかどうかよく分らない。分かっていることはクロエが自分の母親の形見のようにして所持している銀色のヘアピンをトイレでわざと落として自分の母親のような女性を求めていたことである。クロエは完全なマザコンであろう。
 キャサリンは自分の夫の素行を調べるためには、敢えて見ず知らずの人間である方が後腐れがないと考えて、クロエに頼んだのであろうが、さすがにクロエが‘女性’目当てであることなど想像すらしていなかったであろう。すっかりクロエの作り話を信じてしまったキャサリンは夫が抱いた(と思った)クロエを抱いてしまうのであるが、これはレズビアンというよりもフェティシズムであろう。同様のことはクロエがキャサリンの息子のマイケルとキャサリンの寝室でセックスする時に、キャサリンの服や靴を見ながら興奮していることにも当てはまる。そしてラストでクロエはうっすらと微笑みながら自分の肉体を滅ぼすことで自ら‘物質化’し、キャサリンに自分の銀色のヘアピンを‘愛させる’のである。このような性の倒錯の描写が秀逸だと思う。


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