MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『3年目のデビュー』

2020-09-06 22:58:33 | goo映画レビュー

原題:『3年目のデビュー』
監督:竹中優介
出演:佐々木久美/佐々木美玲/小坂菜緒/加藤史帆/斎藤京子/井口眞緒/柿崎芽実/長濱ねる
2020年/日本

「長濱ねる観点」からの日向坂46について

 日向坂46の母体だったけやき坂46が結成されることになったきっかけは欅坂46にイレギュラーで加入することになった長濱ねるを欅坂46の正式メンバーにできなかったことにある。
 けやき坂46の追加メンバーを募集して長濱を含めて12人のグループとなったのが2016年5月8日で、この時、けやき坂46は欅坂46のアンダーグループであったことは、長濱が2つのグループを兼任していたことから推察できる。つまりいずれは欅坂46とけやき坂46は一期生と二期生という扱いで選抜でシングルをリリースする計画だったと思う。
 ところが2つのグループがまとまることはなく、それどころか2017年4月6日にけやき坂46のメンバー追加オーディションが発表され、さらに長濱が同年9月24日に欅坂46に専任することになりけやき坂46の「顔」のはずだった長濱がけやき坂46を去ることになる。これはあくまでも想像の域を出ないが、欅坂46のシングル「不協和音」がリリースされるのが2017年4月5日なのだが、リリース前頃から平手友梨奈の様子がおかしくなりけやき坂46が欅坂46に合併することが困難になり、さらに平手と話ができる長濱が欅坂46に必要とされたからだと思う。これは『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』(高橋栄樹監督 2020年)に詳しい。
 長濱はあまりにも忙し過ぎてアイドルとしての寿命を短くしてしまい、結果的に日向坂46のメンバーも平手に翻弄されることになったと思うが、性格が対照的な一期生と二期生の組み合わせによるケミストリーと、最年長の佐々木久美の寛容なリーダーシップが幸いして良いグループになったと思う。一時的ではあっても井口眞緒がグループを牽引していたことは間違いない。

 しかし日向坂46名義としてはファーストアルバムとなる『ひなたざか』のリード曲である「アザトカワイイ」はSKE48の曲のようで決して良い曲とは言えない。

日向坂46 『アザトカワイイ』

 リハーサル動画の方が良い。3分頃に影山優佳がカマしていると思う。

日向坂46 「ひなリハ」~アザトカワイイ~


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