原題:『Black Panther: Wakanda Forever』
監督:ライアン・クーグラー
脚本:ライアン・クーグラー/ジョー・ロバート・コール
撮影:オータム・デュラルド
出演:レティーシャ・ライト/ルピタ・ニョンゴ/ダナイ・グリラ/ウィンストン・デューク/マーティン・フリーマン
2022年/アメリカ
国の規模によって変わる協定について
前作で主人公だったワカンダ王国の国王のティ・チャラの死が、ティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンの死と、国王の死によって王女の位に就いたティ・チャラの妹のシュリと、予期せぬ出来事によって大作の主役を演じることになったレティーシャ・ライトが被ることでフィクションと現実を曖昧にさせたという意味で本作はマーベルの作品の中でも静かなオープニングも含めて特異な位置を占めることになった。
しかしストーリーにおいて気になったことを挙げるならば、鉱石のヴィブラニウムを巡るワカンダ王国とタロカン帝国はそれぞれのトップであるシュリとネイモアの手打ちによってひとまず解決するのであるが、これは「部族」間の問題だから通る話であって、より大きな国同士の問題ならば王が失脚していてもおかしくはない話ではある。
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