高額所得者「盛大に消費を」＝定額給付金、自身は明言避ける－麻生首相(時事通信) - goo ニュース
「高額所得者がもらった場合は盛大に消費していただくのが正しい」という麻生の
発言が間違っている。高額所得者だろうが低額所得者だろうが“定額”給付金である
以上、消費の度合いは同じであり高額所得者だからといって“盛大”に消費できる
ということはない。給付金を受け取る高額所得者に対して「個人の判断をわたしの
命令で縛るのはいかが」と述べているが、既にそのような人に対して「さもしい」と
言ってしまっているのだから縛りがかかっている。勿論麻生が受け取れば麻生は
さもしい人間であることを自ら証明することになる。言い訳が楽しみである。
首相、給付金の効果を強調 自身の受給は明言せず(共同通信) - goo ニュース
何故麻生太郎が自身が受け取る定額給付金を受け取るかどうかに関して「今後、
私自身で判断する」というだけで明言を避けるのか理解に苦しむ。たかが１万２千円
を首相が受け取るか受け取らないかでその後の日本経済に多大な影響をもたらす
ことになるようには思えない。要するに麻生が本当に心配していることは日本経済
ではなく自分自身の立場でしかない。鳩山邦夫は誇らしげに定額給付金を受け取る
と明言していたが、鳩山が１万２千円使うよりも彼が株価の下落で失った数十億の
金を使っていた方がよっぽど日本経済の活性化に役立っていただろう。私たちは
閣僚が一人ずつ定額給付金を何に使ったのか発表するような児童会レベルの
悪夢を国会で見ることになるのだろうか
坂本政務官、辞任の必要なし＝鳩山総務相(時事通信) - goo ニュース
坂本哲志総務政務官は元新聞記者であるのだから、てっきりウラを取っての発言
かと思っていたのだが、何の根拠もないただの見た目の感想だったことに驚いた。
「学生運動の時の手法と似ているという気もした」と言うが、「学生運動の時の手法」
とはいったいどういったものなのだろうか？ それを言うならばその前に「学生運動
が起きるような政治状況」であることを総務政務官という立場の人間であるならば
しっかりと認識しておくべきであるだろう。もっともそのトップの総務相が「表現は
間違ったと思うが」という頓珍漢な擁護をしているのだから救いようがない。麻生の
ように漢字の読み間違いや書き間違いではないのだから、表現を間違っている訳
ではなく、根本的な認識が間違っているのである。バカがトップにいると間違いを
指摘してもバカだから何を間違っているのか理解できない上に、間違った理解の
まま問題は解決したと信じて疑うことがない。恐ろしい政治状況である。
橋下知事、メール公開基準つくる 「数が多く頭に来て削除した」(産経新聞) - goo ニュース
昨年９月以前のメールについて、すべて削除したことを問われた橋下府知事は
「あまりに数が多く頭に来て削除してしまった」と釈明したらしい。聞き捨てならない
発言である。確か橋下は光市母子殺害事件弁護団の弁護士４人に対してテレビで
懲戒請求を呼びかけた本人ではなかっただろうか？ 弁護士４人は“あまりに請求
の数が多くて頭に来て削除してしまった”とはいかなかっただろう。府知事の仕事は
弁護士の仕事よりも手を抜くことができるようだ。「情報公開権の乱用だ」とも言った
らしい。自分にとって都合が悪くなると何でも乱用になってしまうということなのか
渡辺氏離党発言に批判相次ぐ＝「理にかなわぬ」「冷静に考えよ」－閣僚(時事通信) - goo ニュース
この件に関する鳩山邦夫の発言を引用しておこう。「どんな組織でも自分の言い分
が通らなかったら離脱するというのは、勝手な言い分だと思う。親が言うことを
聞かなかったら子供は家出をするのか。だったら子供の言う事を全部聞かなければ
ならなくなるじゃないか。」大してためらうこともなく人を処刑することができる人間に
して、語気が荒い割には内容は随分と気弱な発言ではないのだろうか？ 勝手に
渡辺の方を子供扱いするのは問題外として、親の言うことを聞かない子供は家から
さっさと追い出せばいいだけの話である。鳩山も内心ではその“子供”の言うことを
聞かなければ先が無いと思っている証拠である。
５日以降の衣食住を＝保証なく「退去させないで」－厚労省に要望・派遣村(時事通信) - goo ニュース
「衣食住確保の保証なく退去させないで」という要望は難しいのではないだろうか？
いままでにもホームレスの人たちは存在していたわけなのだから「年越し派遣村」の
“住人たち”だけを特別扱いしてしまえば、それまでの行政の怠慢を逆に露呈して
しまうことになってしまうだろう。既に厚生労働省講堂を使用させていること自体が
特別扱いであり、公平さに欠けている。勿論これは“村民たち”の問題ではなくて
行政の問題であるのだろうが、一度指針がブレてしまうと次々と矛盾を生み出して
しまい、収拾がつかなくなってしまうだろう。麻生政権であるが故に更に心配が増す
のである。
「成田－羽田リニア開通を」太田代表が公共事業前倒し訴え(読売新聞) - goo ニュース
公明党の打ち出す政策というものは定額給付金にしてもそうだが、最初は聞こえ
が良いために内容も良いように感じてしまうが、よく考えてみるとこの「成田ー羽田
リニア開通」案にしても本当に実現できるのか怪しい。工事をする人は簡単に確保
することはできてもだいたいこのような公共事業は土地の買収などで様々な問題が
発生するのが常である。太田代表はそこまで考えて提案しているのだろうか？
２０１６年の東京五輪招致計画をにらんでいるらしいが、招致できる保障などはなく
このような経済対策では地方軽視と受け取られかねない。私はこの太田の発言は
経済対策に託けた太田個人の選挙アピールにしか聞こえない。
ＮＨＫ「紅白」視聴率は４２．１％＝３年ぶり４０％台に(時事通信) - goo ニュース
私が一つ疑問に思っていることは、浜崎あゆみは手に言われているほどの怪我を
していたのかどうかということである。浜崎は紅白のトップを務めていた訳で、彼女
の様子がどうなるのかと思ってチャンネルをＮＨＫにする人は多かったと思う。
確かめる術はないがもしも彼女の怪我が“演出”だったとしたら大したものである。
今回鶴瓶を外しても演出の基本を変えていなかったということは要するに鶴瓶の
下品さがプロデューサーは気に入らなかったのだろう。私はダウンタウンを見たが
山ちゃんはもう少し頑張ってくれないと紅白に太刀打ちできない。太刀打ちする気
などは毛頭ないのだろうけれど来年こそモリマンくらいは倒して欲しい。
ミラーズ
2008年／アメリカ
鏡の中の‘他者’とは？
総合
80点
ストーリー
0点
キャスト
演出
ビジュアル
音楽
最近の映画はストーリー展開が緻密過ぎるのだろうか？ 勿論過去の作品に似ないようにするためには必要なことではあるのだが、緻密過ぎるためにせっかくの佳作であってもその良さが観客に理解されないという弊害が起こっているような気がする。この作品も例外ではない。
この物語のカギとなるのはアンナ・エシッカーの精神分裂病である。おそらく彼女の病気の原因は彼女の中に宿る善と悪の激しい葛藤によってもたらされたのであろう（言うまでもなく誰でも善悪を合わせ持ってはいる）。だから彼女の中にいた‘悪’を鏡に閉じ込めた後、彼女は善の象徴である修道院に引きこもったのである。
主人公のベン・カーソンは誤って同僚を射殺してしまい家族と別れて以来精神疾患を患っており、精神状態は当時のアンナ・エシッカーと同じである。自分の悪は自分で引き受けなければならない以上、ベンはアンナを鏡のある所まで連れて来なければならない。再び‘悪’が乗り移ったアンナとベンは死闘を演じることになる。
そして問題のラストシーンである。結局ベン・カーソンはどうなってしまったというのか？ ベンは自分の家族のために勇敢に戦って死んでしまったというだけの話なのだろうか？ 私はベンはただ死んだのではなく鏡の中に閉じ込められたということが重要な意味を持つと思う。この作品で鏡に閉じ込められているのは‘悪’である。ベンは家族を救うためという‘正義’の名のもとに拳銃で脅してまでも無垢な修道女を犠牲にするという‘悪’を犯したのであり、このような‘絶対正義’という欺瞞の暴露がこの作品のメインテーマなのだと思う。
森進一、涙の「おふくろさん」熱唱！(サンケイスポーツ) - goo ニュース
誰も気がついていないのか、あるいは気がついていてももう面倒くさいから指摘
しないだけなのか分からないが、森進一はまたやってしまった。川内康範は曲の
歌い出しにオリジナル以外の歌詞をつけるなと言っていたはずなのだが、森は
今回も「歌の力、人のきずな。改めて人生の尊いものを胸に深く刻んだ１年でした。
これからも一筋に、心の歌を歌い続けていきたいと願っております。」という余計な
“歌詞”を歌い出しにつけてしまった。結局、森は何故川内が激怒していたのか
いまだに理解できていないのであろう。何故素直にオリジナル通りに歌えないのか、
そこが歌手としての森進一の限界なのである。
