寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

「肉の菊屋 東向島店」のメンチカツ

2008年12月19日 | 

「肉の菊屋 東向島店」は「いろは通り」に入る手前にある。分店を幾つも持つ「玉の井」界隈の精肉店で近所の人が頻繁に買いに訪れる。肉の他に揚げ物も売っていたのでメンチカツ(120円)とコロッケ(70円)を買い求めた。

お金を渡そうとする私におっちゃんがボソボソと話しかけてきた。最初は何のことか理解できなかったが、「ソースかける?」と聞いていたのである。この大阪のような気遣いはうれしい。ソースを吸い込んだ熱々の揚げ物にかぶりつく。衣はサクサクだ。

しっかり味がついていてこれは飯のおかずになる。肉屋さんの作るメンチやコロッケが一味違うのはいろんな部位を混ぜてひき肉にしているからだろう。カットの際に出る端肉(味は良いが売り物にはならない)を無駄にしないのが「本当のプロ」である。

昔の台湾人は正月用の腸詰を肉屋さんに作ってもらう際に肉の部位と配合割合までを指定したという。日本人も肉についてもう少し勉強した方がよい。極めて悪質な「偽装表示」で食肉業界の信用はガタ落ちであるが、真っ当な仕事をしている業者も多数あることを忘れてはならない。

『騙す方も悪いが、騙される方はもっと愚か』なのである(中国人の有名な台詞)。賢い人は日頃から目と舌を鍛え、適正価格がどれくらいなのか常に調べている。安過ぎるのも高過ぎるのも非常に怪しいのである(笑)

メンチカツ(上)とコロッケ(下)

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「玉の井」探訪(その6)

2008年12月19日 | 

焼肉店がある辻まで戻り右に曲がって南下。「らむーる」という飲み屋のそばに「バルコニーを持つ家」を発見した。ここはアイボリーに塗り直しているが、丸柱をよく見ると元々はタイル貼りであったことがわかる。

墨田3丁目2の「アイボリーハウス」

赤線時代には鮮やかなタイル装飾が施されていたのかもしれない。バルコニーに派手な柄の毛布が2枚も干してあり少し違和感を感じた。ここから路地をほぼ真っ直ぐに北へ進んだ。

墨田3丁目23のレトロな銭湯「隅田湯」

突き当たりに銭湯「隅田湯」がある。色街ゆえなのか、屋根の格好などは随分と変わっている。これで私の「新玉の井」探訪は終り、時間潰しにクドウヒロミさんが『モツ煮狂い 第二集(平成烏有堂 2007年)』で紹介した「もつ酒場」の場所を確かめに行ったのである。

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