寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

横浜の悪所に向かう(その10)

2008年12月26日 | 

真金町1丁目の「公園」から「横浜橋商店街」に戻る途中、可愛らしい屋根の古い建物を見つけた。二階で婆さんが洗濯物を干しているところだった。路地から物珍しげに見上げる私達に気付いて敵意の眼差しを向けた。

真金町に残る古い建物

過去に数え切れないほどの泥を舐めた女の皺くちゃ顔は獣のようであった。どんなに新しいマンションができようともこれまでの歴史が容易に消えるわけでもないことを悟ったのである。

大勢の人で賑わう「大通り公園」

弥生町の非常に細長い「大通り公園」を見て大阪市西成区の「三角公園」を懐かしく思い出した。炊き出しでもやっているのかと近づいてみると市が開かれていた。近くに「辨天湯」という銭湯があった。

横浜市中区弥生町の「辨天湯」

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横浜の悪所に向かう(その9)

2008年12月26日 | 

「名人、真金町界隈を少し歩いてみよう。赤線の頃の建物は残っていないという話だけど、痕跡らしきものはあるかもしれん」

「わかった。気の済むまで見てくれ(笑)」

中央分離帯から左に曲がった先に古いアパートがあった。横浜空襲後に建てられたものだろう。私は似たような建造物を「鳩の街」で見ていたのでニヤリとした。名人は目を細めてしきりに頷いていた。

真金町では床屋を複数確認できたが、気になった建物がこれである。二階上部の装飾が一風変わっている。

二階の壁に丸みをつけた「床屋」

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