血生臭い事件が続く

TVや新聞紙上で血生臭い事件が取り上げられない日はほとんどない。盗みを働いた警官を取り押えた高校生の言葉通り「世も末」に近付いている。

私が１８歳の時（大学１年の夏休み）にキャンパス内で発生した学部長刺殺事件は非常にショッキングだった。象牙の塔と言われる場所にもドロドロとした人間関係が存在する事実を多くの人が知るきっかけにもなった。男の妬みのいやらしさは女以上である。

国立大学のレベルが下がり続けるのは教授が自分よりも優秀な弟子を嫌って地方大学に飛ばして、出来の悪い方を次期教授に推薦するからだという噂があった。これは結構当たっているのではないかと私は見ている。

さてあの忌まわしき事件から約２２年後、またしても悲劇が生じた。今度は大学職員である女性が竹林で遺体で発見された。見覚えのある映像を目にして顔を歪めた。残念ながら理性なき人間の増殖は止められそうもないようだ。

嫌いな食べ物

私に嫌いな食べ物はない、と書きたいところだが苦手な食材はある。「納豆」は好んで食べようと思わないし、豚脂のプカプカ浮かんだ地元の「不健康極悪ラーメン」は見たくもない。

私の知り合いでトマトが嫌いな男がいた。理由を聞くと「青臭いのとドロドロの種が我慢できない」と言った。モスバーガーのトマトを取り除く様子を面白く眺めていた私は彼にこう話した。

「やっぱり誰にでも嫌なものは一つ二つあるよ。俺はド性根の悪いねちっこい輩（ウマシカ）が大嫌いだからな」