寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

手土産にもいろいろあるが

2009年01月10日 | 日記
貰ってうれしいのは、やはり「美味しい食品と生きた情報」である。有り難いことに私の親しい友人は時折自慢の品を送ってくれる。

これに対して非常に嫌なのが、「タダに近い値段で購入した見切り品」や「己の家では消費できなくなった屑野菜など」を他人の家に平気な顔をして持ち込む輩である。

「卑しい精神」のなせる業というか、人間の行いとしては「下の下」である。「畜生道」に近いものすら感じて、ただただ憐れに思う。

北大路房次郎は一級品を値切って買うことを戒め、客が持参した手土産からその人物の器を判断したという。彼の眼力の凄さは今更説明するまでもないが、「高い食材から無駄を出さないように知恵を絞れ」と口酸っぱく「凡庸な料理人」を指導していたことは注目に値する(笑)

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寒鰤の味

2009年01月09日 | 食材

今から10年以上前、北陸を旅した時に「旬の鰤」を食べてあまりの美味しさに言葉を失った。その後、やたらと能書きを言う中国地方の割烹で鰤の造りを何度も試してみたが、どれひとつとして「あの味」を超えることはなかった。

鰤は捌いて半日もすれば血合いの色がどす黒く変わってしまうという欠点があり、料理人泣かせの魚である。やはり水揚げ地と同じ味を地元に求めること自体がそもそも間違いなのだろう。

私は「造りをアテにして酒を飲む」よりも「塩焼きで飯を食う」のが好きである。家では煙と臭いを気にして照り焼きにすることが多い。フライパンで調理するので片付けも楽だ。

鰤に塩をしてしばらく放置し脱水する。水気をペーパータオルで拭き取って小麦粉を塗し、サラダ油を入れて熱したフライパンに移し焼き色を付ける。油を捨ててから味醂醤油を加えて全体に絡ませて出来上がり。

メイラード反応によって生じた香りのみでご飯が食べられるほどだ。

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我が家のシンプルな「おでん」

2009年01月08日 | 家飯

ウチのおでんは至ってシンプルである。具は大根、こんにゃく、玉子。これに牛すじと豆腐を入れる場合もある。練り製品は私が嫌いなので使用することはない。

「揚げ物」を仕込むと「出汁が濁る」上に「下品な旨みと甘みまでもが流出」する。これではわざわざ出汁をとる意味がなくなってしまう。おでん出汁に種を沈めて弱火で炊くのは10分程度。大鍋に蓋をして放置し、種に旨みを吸わせる。後は食べる前に温めるだけだ。

強火で長時間加熱すると「出汁が台無しになる」だけでなく、「種がゴムのように変化」してしまう。最悪なのは玉子である。「ガスの無駄遣い」は「不味いおでんを生む」から注意が必要だ(笑)

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七草粥をすする

2009年01月07日 | 家飯

米1に対して水10を加えてことこと炊く。米がやわらかくなったところへ市販の素(乾燥具材)と芹そして大根葉を加えた。

芹の香りが食欲をそそり、軽い苦味がアクセントになって薄い粥がすいすい喉を通る。素朴な味は胃腸に優しい。七草粥をすすり「無病息災」を願った。

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柚子味噌大根

2009年01月06日 | 家飯

冬の大根はどう調理しても旨い。刺身のけん、おろし、ステーキ、煮物など。体を温めるということでは煮物が一番だろう。

西健一郎さんのレシピを参考に「柚子味噌大根」を作ってみた。皮をむいて面取りした大根を20分蒸して昆布だしで煮含める。

熱々の大根に柚子味噌をつけて食べるシンプルな料理だが、大根の甘みと柚子味噌の爽やかな酸味が見事に調和した一品であった。柚子の香りが鼻を抜ける時にはうっとりする。

おでん種の大根が万人向けであるのに対して、こちらは「素材の持ち味」を楽しみたい方におすすめだ。無垢な味は日本人の脳髄を大いに刺激する(笑)

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色鮮やかな銀杏ご飯

2009年01月06日 | 家飯

ネットに入った銀杏を買い、少し食べただけでほったらかしにした経験のある人は多いのではないだろうか。煎り銀杏や茶碗蒸しでは使う数は高が知れている。

ぱっと使い切るにはやはりご飯物だ。昆布だしに一つまみの塩を加え、茹でた銀杏と一緒に炊く。我が家では米の三分の一をもち米に置き換えている。

甘くてほんのり苦味がある銀杏は米との相性がよい。赤みのある海老を飾れば非常に美しく、素朴な味わいが一変する。ぜひお試しあれ。

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感性を磨くには

2009年01月05日 | 日記

世界の美術品を色々見るとよい。それも幼い頃から始めるのが望ましい。おっさんやおばはんになってからいくら金を使っても目はほとんど肥えないからだ(笑)

私は小学校に上がった時分から親と共に倉敷市の「大原美術館」を度々訪れていた。そこで美しい絵画や彫刻を見て「どうすればこんな素晴らしい作品ができるのだろうか」と思った。

一流の絵画は、陰影のつけ方、配色、構図、遠近法が飛び抜けて優れていることを少しずつではあるが、理解していった。やがて「美の壺」を自然に堪能できるようになった。

感動すると同時に疑問が生じ、それを自力で解明しようとするプロセスは人格形成において非常に重要である。納得のいくまで地道に調べ上げる私のスタンスは既にこの時期に出来上がっていたようだ。

「真の友達」とは「自分とは異質の長所をたくさん持っている人」だと私は解釈する。お互いに高め合うことのできる間柄には馴れ合いは生じない。「友から教わることを本当に有り難い」と思うからこそ「尊敬の念」を忘れずに「適度な緊張感と距離」を保てるのであろう。

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幼い頃は餅をよく食べた

2009年01月05日 | 日記
昔は餅を5つ食べても平気であったが、今は3つが限界だ。酒を飲むようになった所為もあるのだろうが、餅が年中購入できるような時代になって有難みが無くなってしまったからだと思う。

私は雑煮よりも焼餅の方が好きだ。餅を焼くと食欲をそそる香りが漂う。パリッとした表面に醤油を少しつけて海苔を巻いて豪快にかぶりつく。食べる数は減っても餅好きであることに変わりはないのである。

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バームクーヘンをぺろりと平らげる

2009年01月04日 | 食材

私は饅頭やカステラには目がない。最近はケーキこそあまり食べなくなったが、洋菓子は大好物である。

しっとりした生地のバームクーヘンをぺろりと平らげて満面の笑みを浮かべた。感動を素直に表現するのに陳腐な言葉など必要ない。柔和な表情で十分なのである(笑)

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茶を啜りながら年賀状を見る

2009年01月03日 | 日記
正月に届いた年賀状の差出人を見て苦笑した。「出していない人から多数来ているじゃないか」と呟いて真っ白な年賀状を取り出した。苦い茶を飲みながら筆ペンを握り、極簡単な文面を綴った。

近くのポストに向かう間、欠伸を連発した。酒が完全に抜けていないのである。おまけに高カロリー食材の摂り過ぎで体が重い。年賀状を投函して帰宅した私は再び熱いお茶を入れた。

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CD販売枚数は下降線の一途を辿る(アメリカ合衆国)

2009年01月02日 | 洋楽
インターネットのニュースを見て「我が国以上に事態は深刻なのかもしれん」と思った。

2008年のアメリカ合衆国におけるCDアルバム販売枚数は前年比14%減で1991年の統計開始から最低の数字を記録したとニールマンの発表があった。これは2000年のピーク時の45%減になるとのこと。

不景気の影響とダウンロード販売が主流になりつつあることが大きな要因だろうが、魅力ある作品が出てこない(日本も同様の状態)のもあると思う。

昨年私が購入したCD枚数は5以上10未満だった。全盛期の10分の1である。優先順位をつけて無駄を徹底的に省いたおかげで棚もすっきりした(笑)

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蒸し牡蠣

2009年01月02日 | 食材

殻つき牡蠣を台所で焼くとパチパチ弾けて後の掃除が大変である。その手間を省くために私は蒸して食べることが多い。

平皿に牡蠣を並べてラップをかけて2分前後を目安に加熱する。蓋が少し開いた時点で加熱を止める。ふっくら蒸し上がった牡蠣は海水の塩分だけで十分美味。調味料要らずの簡単な料理だ。

蒸し牡蠣

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初日の出を拝む

2009年01月01日 | 日記

朝早く高台へ車を走らせた。頂上付近は車を停めて日の出を待つ若者で溢れていた。生憎今日は雲が多くて全貌を捉えることは無理だった。ほんの一瞬、雲の切れ間から真っ赤な太陽が現れた。私はそれを見ることができて満足だった。

帰宅して日本酒と焼酎を飲んだ。飾り気はないのだが、我が家の料理はしみじみ美味しいと思う。どんな料理屋にも「再現不能の味」なのだ。慈姑の煮しめを食べながら「ささやかな幸せ」を噛みしめていたのである。

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賀正

2009年01月01日 | 日記

本年もよろしゅうお願い申し上げます

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