サンドブラスト用のハード系のメディアが無くなったので買ってきた。
フジランダムWAという商品で、白色アルミナ(高純度アルミナ)である。
1袋ナント25kg。とても個人が趣味で使う量では無い。普通だったら2kgでは寂しく5kgでそこそこと言った所。
何でこんなに買ったのかというと、販売単位の問題もあったのだが、ブラストを仕事で使っているからだ。
すんません、ちょっとカッコつけました。厳密には「仕事でも使っている」が正しい。
会社でブラストを導入した理由はただ一つ、「これでバイクのパーツにブラストが掛けれるぜ、ウヒャヒャヒャ!」だったのだ。
実際、同業種でサンドブラスターを導入している会社はかなり少数。
仕事では、彫刻、塗装の下地処理、ステンレス等の梨地&マット仕上げ、鉄板の黒皮除去等に使っている。バイクではクリーニングやピーニング、塗装剥離、梨地加工、サビ落とし等々。
かなり利用範囲が広いが稼働率が低いのも事実。常にベストなメディア選択をしようとすると大変な事になってしまうので、実はあまり拘ってない。
今迄は、いつも頼んでいる工作設備屋さんから買ったり、ネットで買ったりしていた。大量に使う訳では無いので、通常の付き合いの無い会社から業販で仕入れるのは面倒だからだ。
だが今回はブラスト機器やメディアで有名な不二製作所から直接買った。何故か? 実は同社の名古屋営業所は我社からかなり近く、一週間に3回は前を通る。以前からブラストマシンのタイムレンタルをやっている事は知っていたが、最近になってメディアを店頭で現金小売してくれる事を知ったからだ。
同社はWPCの処理技術の特許と「WPC処理」の登録標章を、系列の不二機販と共に保有している。店頭で対応して戴いたのは営業の方ではなくサービスの方(と見受けられた)。いくつか技術面の質問をした後、以前より気になっていた事を聞いてみた。
「WPC」は殆どの場合「Wonder Process Craft」の略と、御社(不二製作所)の案内や雑誌の記事等に書かれているが、時々「Wide Peening&Cleening」と書かれている場合もある。どちらが正しいのか?
人伝に聞いているのでニュアンス面では異なるかもしれないが、本来は後者が正式。前者はト○タ自動車が商品名的に使っていたのが一般化してしまったらしい。