パンク連発の陰に隠れてその存在を忘れていたが、先日の合宿でブーツが壊れた。靴底が捲れてしまった。
いい加減新品買えよ!と言われそう・・・ご尤もでやんす。が、同じ地区のオフロードライダーならば分かる筈、暫く待たねばならんのです。我々地元オフロードライダー御用達のダートフリークが移転の為に休業中。しかもオープン時には、会員限定の特別セールがあるとなれば、今すぐに他店で買う理由はあるまい。
取り敢えず修理する。使うのは、コニシのG103。接着剤メーカー3強の中で、俺が最も贔屓にする会社の物である。今回ブーツの修理をするに当たり、セメダインのスーパーXも候補としたが、初期接着性を考えて却下。残る1社は・・・俺は正直この会社を強烈にライバル視しているので、特別な理由が無い限りは使わない事にしている。まあそんな理由がありながらも「使わなくては」と思わせる性能は認めるが、俺はアンタらの手下では無い。コレ以上は自分の仕事にも差し障るので控える。
えー、人伝に聞いた事なので定かでは無いのだが、G103はH社のグリップ(ハンドルの)の固定に使われているらしい。コニシの代表的商品の一つであるG17(通称ハナ○ソボンド)よりもトルエンの含有率が多く・・・アレ?このパッケージでは「トルエン・キシレン・可塑剤を使用していない」と明記してある。環境問題を考慮しての改良か、はたまた俺の単なる思い違いだったのか? とにかく、G17よりもキョーレツな接着力を要する場合に重宝する。
この手の接着剤は事前に接着面をペーパー掛け等して下地処理し、必ず両面塗布した上で半乾燥させ、一気に貼り合わせるのがセオリーだ。隙間を充填する様な使い方は基本的には出来ない。
G103は、同様の壊れ方をした友人のブーツの修理で能力を実証済みである。もしも1年後に俺がまだこのブーツを履いていたら、俺を笑う事勿れ。コニシG103に賞賛を与えるべきである。