今回N目君のXLR(MD22)と俺のXR(MD30)を直接乗り比べる事が出来たので、感想を書いてみることにした。
予めお断りするのは、どちらもノーマルでは無く、またカスタム内容も方向性が異なる事。
N目君のXLRは後期モデルであり俺のXRは初期モデルなので、年式そのものは比較的近いのだが、状態(つまりメンテナンス状態・・・)が著しく違う事。
それと、ライダーが所詮は俺。
メンテナンスの件はともかくとして、カスタム方向性の参考までにして頂きたい。
↓各車仕様比較
先ずエンジン。
パワーやトルクがあるのはXLR。感覚的には2割増し位か。だが、レスポンスでは圧倒的にXRの方が上。こちらも誤解を恐れずに数値的表現をすれば、5割増し以上。どちらも扱いやすいが、PWKに換装したXRは低回転からガバッと開けても付いてこない。トータルでは余り変わらない感じだ。
気になるのはXLRのスロットルの重さ。コレにはメンテナンス不足も大きく影響していると思われるが、これだけ差があると言う事は元々重いのだろう。確かスライドピストンを直接ワイヤーで引っ張っている訳ではなく、リンクを介して動かしていた様な記憶がある(違ったらスミマセン)。加えて加速ポンプも付いている分だけ不利なのか?
足回り。
前記事の問題があってXLRでガンガン走るのは遠慮したのだが、XLRはアンダーステア、XRはニュートラルステア。XRは細い道をグリップ走行でクネクネ曲がるイメージだが、XLRはコース巾の広い所でスロットルをガンガン開けてスライドさせて走る感じ。開けて走ると直ぐにカウンター状態になってしまう。と言ってもテールハッピーな訳では無く、アンダーからオーバーへの移行が非常に緩やかで扱いやすい。
速いのはXRの方だが、俺はXLRの特性の方が好きだなあ(つっても交換はしませんゾ)。一般的な林道ツーリングに使うのならばコッチの方がお勧め。
新しいとか旧いとかの問題を別にすれば、どちらの出来が良いかというより、完全に好みや用途で選んでも良い位。XLRは戦車、XRはヒコーキ。
共通してるのは、2車共ステップがえらく後ろにある事。コレは俺がY社の回し者(?)である事、他のバイクを余り知らない事もあるのかもしれないが、最初の頃は跨ると思わずステップを探してしまっていた位。だがコレが意外と絶妙で、シッティング、スタンディングを問わずステップを後方に蹴る事が出来るので、長時間走っても楽だ。
写真はN目君とXLR。タンクを交換(powered by Auction)してるので色は当初と全く違う。元俺のフロントフェンダーがしっかり付いている。