めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

美白な大蒜

2011-10-14 | 薬膳&食療(野菜)
秋の色は白

秋にお勧めの食材には白い色をしたものが多いのですが、あまりお勧めでない食材で白い物がありました。

大蒜です。

我が家の食卓には普段からあまり登場しない食材です。



どうしてか?って、私が苦手なのです。

味や臭いは嫌いでも苦手でもないのですが、体が受け付けないのです。

食べると即嫌々反応(胃がムカムカ!胃の中が火事になっているみたい)が出て、そりゃあもう気分が悪いのなんのって!

浄化するまでに1日以上かかります。


そして、大黒柱サンは陽性に傾きやすい体質で、かつ陽性の物が大好きなので、控えれるところで控えた方がいいんじゃない?

と言うわけなので、大蒜は控えているのです。


中国の食材辞典によれば、

辛味で温性、小毒あり。脾胃大腸経に入り、脾腎を益し、コレラの嘔吐下痢を止め、消化促進、胃腸を温め調え、毒気を除く

という事です。

強力な殺菌、解毒効果があるので外用にも使われるようです。(外用は紫色っぽい皮の小さな丸いのが適する)


食欲増進効果もあるし、美味しいし、薬味としてもかなり魅力的な食材です。



でも、注意が必要で、

陰虚(陰が不足)で陽が盛んになり火を生じているような状態の時、目、舌、口腔内の炎症や胃潰瘍、慢性胃炎の方には適さない。

刺激性が強いので、空腹時は避ける、外用は皮膚が赤くなったり熱くなったり、水泡ができたりする事があるので長時間使用しない事。


とのことです。


ものもらいや口内炎、咽喉の炎症や歯茎の晴れ等を早く治したい時は我慢しましょうね。




我が家では、生姜や大蒜と言った薬味的な食材は、一度に使う量が少なく、また薬としても使用する事もできる食材なので、有機農法の物を使うようにしています。

いつもお世話になっているパルシステムで新鮮な物をいい状態で届けてもらえるので助かります。



調理の度にほんの少しだけ刻んだりするのでは、まな板や包丁に臭いもつくし残りの保存が難しいので、届いたらすぐ皮をむいてしょうゆ漬けにしてしまいます。

大蒜の風味が欲しい時に大蒜の香りがついたお醤油をたらりとするだけでいいのでとても楽!

洋風の料理でもお醤油は隠し味程度で邪魔をしません。




有機の大蒜に変えたその日、大黒柱サンが「余計な雑味が無くとにかく美味しい」

と絶賛していました。

とげとげした強烈なパワーではなく、上品なパワーだそうです(笑)。


確かに。

部屋中がツンツンと強烈な大蒜臭になる事がなくなりましたね。



この姿だけを見たら、あんなに強烈なパワーがあるなんて想像つかないかもしれません。


今回実験として冷蔵庫内で乾燥させている大蒜がどうなるか、それも楽しみです。







コメント (2)
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