トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

糀ソースを使う 3・4

2013-04-14 | 何よりの楽しみ

Sn3d1237_2   糀ソースを使いスパゲッティを作った。挽肉・ニラ・糀ソースを適量炒めてスパゲッティと絡めたのだ。

 付け合わせは、苦瓜の香寿漬けとスナックエンドウだ。こういう献立は、他人に供する献立ではなくて、あくまで自分個人で悦に入る、いわゆる独りよがりの食卓なのだが、小生のように「一汁一菜一膳飯」の食生活では「豪華版」になる。Sn3d1182

 先日は「超豪華版」を思い立って、牛肉と初タケノコを糀ソースで煮てみたのだ。ここの付け合わせも、コカブと人参の香寿漬けだった。結果は、味は合格だったが、牛肉の価格をケチったために、筋に近い肉を買ってしまった。表示はそうでなかったのだけど、お金をかける時にはケチってはならない…。

 どちらも味自体は好みで、次の糀ソースを仕込まなければならなくなった。小生にとっては塩糀や醤油糀より、使い勝手の良い調味料である。


水辺に来た

2013-04-14 | 遊び子は

Photo_2  台地の整地作業をしていたら親子づれが来た。時折、姿を見せるグループだった。オタマジャクシが群れている事を伝えると水辺に来たが、ウジャウジャと固まっているオタマジャクシより、敏捷に泳ぎ回るメダカの群れの方に興味がある様子だ。

 Photo_3小生が帰る前に、上の池のオタマジャクシの大群を見せに案内したのだが、池の畔でシマヘビに出くわした。 早速、捕まえ、触れさせようとしたが及び腰、母親たちの声掛けもあって、何とか握る事が出来た。一人が出来ると、他の子も手を出してくれたが、やっぱり中には「見るだけ」のタイプもいる。


環境が大事

2013-04-13 | 小父のお隣さん

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 久しぶりに棚田に行ってみた。環境さえ整えば、いるところにはいるのを実感した。泥水地で、あれほど見つけたかったイトトンボ類を探す必要が無いのである。生息密度が関係するのか神経質でなく、気ままに写真を撮らせるし、飛び立っても更に近くに止まる。そのうえ、二種類が同じフレームで撮影出来た。と思っていたら、同種の♂♀なんだとか…。それで納得。

 上の池で羽化個体を見たという話を聞いて探し回った3日間はなんだったのだろう。昨年は、6枚ある棚田の上三枚は作付けしなかった。そのため適度に荒れて湿地状態である。周囲は空間の大きい森になっており、イトトンボ類には格好の環境に違いない。

 日当たりのよい草地でも、木漏れ日の林内でも、見つけるのは容易なほどいた。泥水地で探さないで、ここに来れば出会いは容易だったに違いない。気が抜けてしまった。


ウラシマソウ

2013-04-13 | 感じるままの回り道

2  ウラシマソウが開いた。釣竿に見立てられた黒いひげは何時みても長い。

 数年前に林道に捨てられていた株を柳の北側に植えたのだが、枯れもせず元気である。この柳にはクワガタやカブトムシ、はたまたオオスズメバチまで訪れる名所で、採集者が木の周りに踏み跡を作るほどやってくる。

 いつかは踏みつぶされると思いつつも、移植はしないで、そのままにしている株なのだが、お目当ての昆虫は持ち去っても、植物は踏まないらしい。

 このフイールドで活動を開始した頃は、ウラシマソウは見れるか見れないかと言うくらいに珍しかった。一株見つかれば、寄ってたかって覗き込んだものだ。それが今は群落をなしている場所もある。消える種類もあるし、植物界も悲喜こもごも、無常である。小生も、もはや浦島状態だ。


ルートの変更

2013-04-13 | 小人閑居して憮然

Photo  北の谷、林内のルートの一部を変更した。林内にルートを開いた当時、見どころになるようなポイントを選んで道筋を通したのだが、今回の変更は、見どころを避けるためである。

 開設時、株立ち状のハナイカダの至近にルートを寄せたのだが、株が育って歩行者に触れるようになってきた。「歩行者が脇に逃げれば良い」と小生は思っていたけれど、そういう考えの人ばかりでは無く、昨夏に株元からバッサリと切除されたのだ。

 再びは無いようにと、倒木で旧ルートは通せんぼし、新ルートの道筋を明らかにして終了。こういう処置でクレームが出ることもある。世間は判らん。


ルリタテハ

2013-04-13 | 小父のお隣さん

Photo_11  ルリタテハが足元に舞い降りた。この蝶、割合に敏捷で撮影しにくい。今年も三月上旬には姿を見せていたのだが、飛翔していては撮影できなかった。

 翅の表面と異なり、裏側は枯葉のように地味で、閉じてしまうと見つけにくい。今日は比較的気温が低くなったので排水路の窪地に来たのだろう。

 ゆっくりと翅を開閉しているので、何枚か撮影しないと気に入った構図が取れない。ケータイではそんなもんだと納得済みだが、そのためにチャンスを逃がすこと度々である。


平坦地を作る

2013-04-12 | 今日は真面目に

Photo  泥水地の北側、尾根の末端で何に用したかわからない溝が3本掘られていて、刈り払いもしにくく、立ち入り難かったから、徐竹後の竹を積み上げていたのだが、日当たりも良く、一段高くて泥水地の展望も良いことから、二日がかりで平坦地に改良した。

 高いところの土を削り、溝に戻したのだが、土の量が足りない。山の斜面を削りたくないから、林道に取り残された枯葉と土砂の混じったものを一輪車で運び、ようやく埋め戻しが終わり平坦になった。

 取り敢えずは、泥水地を眺めて昼食にしたのだが、冬瓜の捨て作りで余禄をもらい、秋に蕎麦を播き蜂に花粉と蜜を提供し、そのあと寒咲き花菜を播種して早春のエサを栽培すると言う、我ながらグッドアイデアが湧いてきた。勿論、畑ではないから「踏み荒らされる」のは前提なんだけれど…。


カワラヒワ

2013-04-12 | 小父のお隣さん

Photo  庭の花が終わった菜花にカワラヒワのつがいが来るようになった。雀も立ち寄るが、ほとんど地上に降りる。窓から一間ほどの距離だから、カーテンを開ける訳にもいかず、カーテンの合わせ目からケータイを差し込んで片手で撮る。

 顔を撮りたいのはやまやまだけれど、気が付けば逃げるから、どうしても後ろ姿が多くなる。この「隠し撮り」は、やましい意識を持つこともなく、好きなように撮れる。しかし、好きなカットは難しい。Photo_2

 カーテンの隙間からガラス越し、そのうえ太陽光をカメラの前方に位置した関係ではすっきりした映りにはならない。これは不満だけれど撮影出来るだけでも「良し」とせなばなるまい。

 菜花は、採種したくて熟すのを待っているのだが、採種できる頃には「実が無い」のが、いつもの事である。一部だけでもネットを掛ければ済むけれど、飛来し採餌する姿も楽しみなのだ。野荒らしや盗掘者とは全く異なる。


キアゲハだった

2013-04-12 | 小父のお隣さん

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 ナミアゲハかキアゲハか、どっちだか確信が持てなかった蝶は、撮影出来てキアゲハだと分かった。吸蜜に来るのはタンポポがほとんどで、この撮影時には三頭(と呼ぶのだったか?)が近くにおり、吸蜜時の撮影をしようとすると絡み合ったりして邪魔をしてくれた。

 ようやく静かになったと思うと風が揺らすし、近接撮影の時は「マーフイの法則」を感じない訳にはいかない。初見から一週間も過ぎてから、ようやく撮影できたけれど、黒いアゲハはまだおさめられない。


丹念に探す

2013-04-11 | 小人閑居して憮然

Sn3d1272  昼飯を食べようと、車に向かったら、山から下りてきた同世代の夫婦が前を歩いている。二人とも、踏み跡を離れて右と左を見ながら進んでいる。

 手に鍬など持っていないし、明らかにタケノコ採りではない。駐車場の崖の斜面にも入り込んで進んでいく。ここは小生でも、夏季に一回程度の刈り払いに入るくらいの場所なのだ。

 この二人、昨日は東の山域に入り、帰りはポリ袋を膨らませて帰ってきた。場所と量からワラビくらいしか考えられなかったから、確認のために茶畑跡に行ってみた、綺麗さっぱり一本も立っていない。

 二人がかりで丹念に執念深く捜し歩き採集されてしまうと、行きつく先は絶滅しかない。タラの木も、このような人たちが枯らすのだろう。


**汚染の連鎖

2013-04-11 | 大震災

  捨て場無く子々孫々に災禍為す十万年も核汚染物

  生は危機冥府魔道へひた走る始末もならぬ核生起物

  陰陽師呼びたし核の生起物生身焼かれる子孫に巣喰う

  一基でも炉心暴露となりうれば避難の連鎖で列島無人


イトトンボ・カワトンボ初見

2013-04-11 | 小父のお隣さん

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 4月7日にイトトンボの羽化個体を見かけた話を聞いたものの、出会えずにいたが、今日10日にようやく視認できたし撮影も出来た。同じ種類だったのかどうか判るはずもないが、イトトンボの初見日にカワトンボも視認となって、小生的には「めでたい」に尽きる。

 9日には黒いアゲハの初見日だったが、飛び続けているから撮影は無理、翅のオレンジ色が目立ったけれど、同色の紋様を持ったアゲハは数種が生息している。だから確定も小生には無理難題。出てきただけで嬉しいのである。

 1週間前から飛翔している黄色いアゲハもキアゲハと思っていたが、ナミアゲハの可能性もある。識別はお手上げだ。てな事で、このイトトンボも????…。吾輩は作業員である!。


丸胴巣箱の完成

2013-04-10 | 今日は真面目に

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 ようやく丸胴巣箱2箱と重箱式縦型巣箱が完成し設置まで済ませた。アラカシの幹をくり抜いてからなので数年越しになってしまった。Sn3d1202

 厚板材も手に入ったから重箱式縦型巣箱も作成したのだが、「蜂蜜ですか?」と尋ねられることは毎度であるが「断蜜です。」と答える、蜂蜜が欲しいのでなく、蜂類が減少している話もあるから、家を提供したまでで、おチビちゃん達にも蜂の働きを見せたいし…。蕗やタラノ木の育成なども環境や景観作りの一環なのだが、まず理解はされない。

Sn3d1200  さて、気難しいニホンミツバチが入居してくれるかどうか、誘因物質になる蜜蝋が手に入らなかったので、黒糖焼酎で代用した。合わせて巣箱の下に朽ち始めた竹を置いてみた。古い竹には良く集まるという資料に従ったのだが、同じ著者の新刊には記載がなかったから、これは気休め。

 昨今は、蜂蜜より壇蜜の方が流行りなのである。小生も断蜜より壇蜜がいいか…。


糀ソースを使う 2

2013-04-10 | 何よりの楽しみ

Photo_2  世間を賑わしている「塩糀」や「醤油糀」とは趣の異なる「糀ソース」だが、これだけで味付けが完成してしまうのが、何とも便利だ。

 二回目は豚バラ、エノキ、ニラを炒めて、糀ソースで味付けした一品である。ケチャップ等加え加熱する料理は承知だけれど、中濃ソース等はそのまま使用するだけと思っていた。

 今回、炒めものに使ったが、スパゲッティにも使えそうである。素麺や焼うどんでも美味しくなりそうな出来上がりだった。


食物連鎖

2013-04-09 | 小父のお隣さん

 知人の「イトトンボの羽化個体を初見」の話しを聞いて、出かけたのだが発見できなかった。おりしも時雨で、小生は傘を広げて出向いた空模様では、飛翔力のないイトトンボは雨宿りしていただろう。でも、出かけたお蔭で得難い事態に出くわしたのだ。

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 池のほとりでシマヘビがモリアオガエルをくわえていた。シマヘビの体長は80~90㎝、胴径は小生の親指程度だったから3㎝以下で、シマヘビとしては小ぶりの個体だ。普通の出会いなら、一目散に遁走するのに、今回は微動だにしないで飲み込もうとしている。

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 しばらく見ていたが経過は進展しない。カエルも胴体をパンパンに膨らまして抵抗を試みているようだ。ヘビには歯が無いから痛みは無いだろうが、カエルは目をぱちくりさせながらも騒ぐ様子は無い。成り行きに委ねているようにも見える。こんな時に大騒ぎするのは霊長類だけかもしれない…などと他人事のように、その場を後にしたのだが…。

 今回の事、捕食者にとっては命を維持するために失いたくない食事という事は伝わってきた。一方、シマヘビにとっても狩られる危険の大きい状況で、食事が命がけだという事も実感した次第。それはともかく、両者の瞳の澄んで穏やかだった事に感動…。