フイールドに到着した折々に威野志士様の食い漁った現場から数個づつ拾い集めた栗の実が1升ほど貯まった。すべて勝栗にするつもりで縁台に出しておいたのだが渋皮煮を作ってみようという気になった。
というのも三兄の一周忌になるから帰省することにしたのだ。その時の土産には小生がおもてなしもご馳走も出来なかった父母、祖父母、ご先祖様の供物として仏壇に供えたい、とそんな峻峭な気持ちになったのであった。まあ、「後生だからお願いします」なんて深謀遠慮が無かった訳でも訳でないだろう。
それはともかく1昼夜水に浸してから鬼皮を外す。この時はじめて「水に漬けておく」意味が分かった。あとは手順を読みながらの作業になるのだが「灰汁取り」後の渋皮の掃除が性に合わない。「やってられん!」で途中放棄の顛末だった。だから半分ほどは黒筋残りの有様で「仏様でもご存じあるまい」という事態には程遠い見かけである。これが小生が小生たる証だと不貞腐れよう!。
重曹を加え丁寧に灰汁を掬い取り、すすぎ煮込みを2回して半日放置。この間に行う黒筋取りなどは省略、シロップ煮込み後も半日放置と、結局一夜跨ぎの調理になってしまった。見かけは黒くて人に提供できる代物ではないけれど、食べてみれば喰いすぎを注意しなければならないほどの美味しさだった。この誘惑があっても2回目は作らないのだ!。
渋皮煮に用いた粒は大きいものを選んで小さいものは茹栗にして冷凍庫だ。茹でてから勝栗にするのを失念していた事に気付いたのだが後の祭りというものである。冷凍栗も食味がどうなるか未体験なので、これはこれでお楽しみである。
栗1.5㎏ ➡
灰汁取り~シロップ煮込みを経て ➡
完成
というのも三兄の一周忌になるから帰省することにしたのだ。その時の土産には小生がおもてなしもご馳走も出来なかった父母、祖父母、ご先祖様の供物として仏壇に供えたい、とそんな峻峭な気持ちになったのであった。まあ、「後生だからお願いします」なんて深謀遠慮が無かった訳でも訳でないだろう。
それはともかく1昼夜水に浸してから鬼皮を外す。この時はじめて「水に漬けておく」意味が分かった。あとは手順を読みながらの作業になるのだが「灰汁取り」後の渋皮の掃除が性に合わない。「やってられん!」で途中放棄の顛末だった。だから半分ほどは黒筋残りの有様で「仏様でもご存じあるまい」という事態には程遠い見かけである。これが小生が小生たる証だと不貞腐れよう!。
重曹を加え丁寧に灰汁を掬い取り、すすぎ煮込みを2回して半日放置。この間に行う黒筋取りなどは省略、シロップ煮込み後も半日放置と、結局一夜跨ぎの調理になってしまった。見かけは黒くて人に提供できる代物ではないけれど、食べてみれば喰いすぎを注意しなければならないほどの美味しさだった。この誘惑があっても2回目は作らないのだ!。
渋皮煮に用いた粒は大きいものを選んで小さいものは茹栗にして冷凍庫だ。茹でてから勝栗にするのを失念していた事に気付いたのだが後の祭りというものである。冷凍栗も食味がどうなるか未体験なので、これはこれでお楽しみである。
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