澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

東京・立川警察署の”生き地獄”

2007年08月27日 15時40分12秒 | Weblog
東京・立川警察署の巡査長が、ストーカー行為の果てに女性をピストルで殺害し、自らも死を選んだ。この事件の衝撃は、次第に各方面に広がっているように見える。

当初、警視庁は都合のいい情報を小出しにしてきた。組織にダメージを与えないための情報操作だ。
ところが、事態が抑えきれないと見るや、立川警察署の「監督責任」を追求し始め、警視庁上層部に累が及ばないように懸命である。

注目すべきリークとして、被害者女性は、犯人の上司(係長)に相談していたという話が出た。この上司は、ままにある男女関係の問題として相談を受けたつもりだろうが、まさか今回のような結末を予期したはずはない。「市民」の苦情と部下の庇護という狭間に立たされて苦悩したに違いない。
それを分かっていながら、こういう形で、現場に監督責任を押しつけるのが、上層部の常套手段なのだ。

また、犯人のストーカーぶりは署内でもウワサになっていたという。何かを知っている同僚がいても、今は貝のようになっているのだろう。

こんな状態の立川署は、いまや生き地獄のようでしょうね。これから警視庁の「監察」という名の立川署叩きが始まるわけだ。
世渡りの上手い人と、上層部に繋がりのある人だけは、すんなりとこの「罠」をすり抜けていくのだ。

組織の中に一定率で存在する問題職員を、日常きちんと人事管理せず放置しておく。事件が起きたときだけ、問題職員の所業を現場の責任とする。このいやらしい体質がミエミエなのだ。これは警察だけに限らない、お役所の典型的な体質だ。