澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

1円パチンコのウラ側

2007年12月30日 02時08分15秒 | Weblog

近くのパチンコ店が「1円パチンコ」を始めた。現行の貸し玉が4円なのに対して、「1円パチンコ」は1球が1円。ギャンブル性が低く、長時間遊べるというのがキャッチフレーズのようだ。

最近のパチンコ店を覗いてみると、中高年がやたらと目立つ。ウィーク・ディの昼間は年金生活者か主婦のたまり場のようで、夕方になっても30ー40代のサラリーマンはそれほど多くない。これからのパチンコ産業を暗示するかのような光景だ。

 現行の「4円パチンコ」は、当地域の場合、換金すると3円になる。最初から25%を胴元に取られている勘定になるが、競馬などの公営ギャンブルも同じことが行われている。ただし、パチンコには、それ以外に不透明な部分が多い。先日、神奈川県警がパチンコ店の遠隔操作を摘発した。店のカメラで客を監視し、常連客にはリモコンで「大当たり」を出していたのだ。この映像は、TVのニュースでも放送されたので、多くのパチンコ・ファンが「やはりそうか」と思ったのではないか。

 つまり店は、胴元としてあらかじめ取る分の他に、機械操作で「大当たり」を制御できるということだ。これと思う客には「大当たり」を当てさせ、次の来店を促すという算段だ。これは、完全なる違法行為なのだが、警察はあまり熱心に摘発をしていない。 現在のパチンコは「大当たり」を引き当てなければ、30分で1万円はすぐに無くなってしまう。まさに「駅前ギャンブル場」なのだ。
1円パチンコは、ギャンブル性が高すぎるという批判に応えるために出現したのだが、結局は失敗するだろう。なぜなら、パチンコ依存症患者には、ちっとも面白くないからだ。

 それにしても、若い人がパチンコをしなくなったのは何故か。パチンコ以外にもたくさん楽しみがあるので、たばこの煙が立ちこめた不健康なイメージが嫌われたのではないか。このままでいくと、パチンコ産業の衰退に歯止めがかからなくなるのではないかと思われる。