澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

漁船は「民間」で自衛隊は「役所」?

2008年02月25日 22時58分14秒 | Weblog
ニュースショーを見ているととんでもない言説に出くわす。
古館一郎が「イージス艦あたご衝突事故」をめぐって「漁船は民間で自衛隊は役所」と言い放っていた。

バカのひとつ覚えで「官民比較」「役所批判」も結構だが、こと海難事故に関しては、単純な比喩は禁物だろう。
というのは、「板子一枚の下は地獄」と言われるように、船乗りは常に死と隣り合わせなのだ。千葉の漁協関係者の態度は、マスコミが自衛隊批判を扇動しているにもかかわらず、極めて冷静に見えた。これこそ海の男の本懐なのだと思った。

ただのおしゃべり男に過ぎない古館が、エラそうに自衛隊を批判するのを、海の男が「はいそうですか」と相づちを打つはずもなかろう。

漁民には海の男のプライドがある。自衛隊の役割を本当に理解しているのは、マスメディアではなく、海の男の方だと思うのだ。