指揮者・宇宿允人の訃報が報じられた。
何年も前、職場の知人からこの人のコンサートを何度も勧められたことがあり、記憶に残っていた。「ガイア・シンフォニー」という映画も薦められ、この人のファンはなにやら宗教がかっているという印象を受けた。
かの知人は、宇宿允人の「運命」(ベートーベン交響曲第五番)が素晴らしいと何度も言った。そこで、YouTube映像で確かめてみた。
「運命」聴き比べなどというのは、オタク族の専売のようで気が進まないが、私が一番好きなアルトゥーロ・トスカニーニ演奏と比較してみた。下掲の映像なので、興味のある方は比較してみてください。
私の個人的意見を言えば、トスカニーニの演奏はすごいの一語。宇宿允人もトスカニーニと比べられては、不満かも知れない。
訃報:宇宿允人さん76歳=指揮者
宇宿允人さん76歳(うすき・まさと=指揮者)5日、腎臓がんのため死去。密葬は親族で済ませた。喪主は長女由賀里(ゆかり)さん。
大阪フィルハーモニー交響楽団専任指揮者などを経てフロイデ・フィルハーモニーを結成、「宇宿允人の世界」と題した定期公演を29年にわたり計186回開催した。
毎日新聞 2011年3月8日
宇宿允人 Beethoven:Symphony No. 5 in C minor, Op. 67
Beethoven Symphony No. 5, 1st mvt--Arturo Toscanini/NBC Symp