澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

ガイガーカウンター(放射線測定器)がなくても今の放射能値が分かる

2011年03月16日 20時43分24秒 | 社会

 東京都日野市南平におけるリアルタイムの放射能測定データ。10分ごとに最新データがUP。出かけるときにこのデータをチェックしてください。政府発表やマスメディアの「安心報道」を鵜呑みにしては、自分の身を守れません。

 →日野市南平の放射線測定値(10分ごとに更新) 

(http://park18.wakwak.com/~weather/geiger_index.html

→ 日野市南平の風向き等気象情報(5分ごとに更新)

http://park18.wakwak.com/~weather/weather_index.html

 

 最寄りの区市町村のHPにも「放射能値」が出ているとNHKではPRしていますが、実際にはなかなか当該HPが開けなかったり、見られたとしてもかなり時間が経ったデータだという例が多い。これは、区市町村レベルではこんなデータ管理はしておらず、単に民間会社に丸投げしているだけなのだ。 


東京都日野市における放射能汚染のリアルタイムデータが分かる

2011年03月16日 18時27分45秒 | 社会

 東京都日野市南平におけるリアルタイムの放射線測定データ。10分ごとに最新データがUP。出かけるときにチェックすることをお勧めしなます。政府発表やマスメディアの「安心報道」を鵜呑みにせずに「自衛」しましょう。

① 日野市南平の放射線測定値(10分ごとに更新) (http://park18.wakwak.com/~weather/geiger_index.html

② 日野市南平の風向き等気象情報(5分ごとに更新)

http://park18.wakwak.com/~weather/weather_index.html

 ※ 放射線と放射能は別のものですが、放射能のリアルタイム測定値を表示したサイトは、見つかりませんでした。

 (原発事故以降の数値)

 

(原発事故以前の通常値)

 

③ 神奈川県放射線測定リアルタイムデータ

http://www.atom.pref.kanagawa.jp/cgi-bin2/telemeter_map.cgi?Area=all&Type=WL

 これは、川崎市と横須賀市の放射線リアルタイムデータです。
 表示単位はnGy/h。(ナノグレイ/毎時) 
 50nGy/hくらいが日常値だそうですが、数倍程度では特に問題がないようです。


 (神奈川県横須賀市における直近1ヶ月間放射線データ)

 

 


東京でも始まった放射能汚染

2011年03月16日 18時10分18秒 | 社会

 いま、ドイツの友人から東京の放射能汚染について情報が届いた。

 東京都日野市の方が測った、今日の大気汚染データ。ここではもう汚染が始まっていることを示している。
 日本政府は、自らの体面のために、原発に係る真実のデータを公表していない。これ以上情報操作はできない。明日になれば、東京を退去する都民でパニックは必至だ。

 この汚染情報をみてほしい。

http://park18.wakwak.com/~weather/geiger_index.html


武田邦彦教授「原発緊急情報 放射能はどこまで行くか?」

2011年03月16日 13時21分50秒 | 社会

 

 

福島原発の問題は第2段階に入りました。

 

つまり、どこで爆発が起こるかというのはこれからも警戒しなければなりませんが、とりあえず原発で放射能物質が漏れることは確実になった事、それが400ミリ シーベルトと健康にかなりの影響を及ぼすようなようになった事です。この二つで第2段階に入ったと考えられます

 

ここで、今回は、放射線についての知識を深め、自ら判断できる情報を提供したいと思います。

 

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一般に放射線と言っているものには2種類あって、

 

1)   レントゲンのような「放射線」、つまり光や電子と同じように四方八方に飛び散って行くもの、

 

2)   ガス(おならのようなもの)やミスト(霧吹きからの霧や煙のようなもの)

 

があります。

 

学問的にはこの二つを分けて呼びますが、般的には「放射線」とか「放射能」とか区別します.

 

この2つをいつも区別すると非常にややこしいので、このブログでも今まで一般的な言い方をしてきました。でも、福島原発の汚染から逃れるためには、この区別を簡単に理解しておかなければいけないと思います。

 

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まず、福島原発の敷地の中に強い放射能物質があり、そこから放射線が出ています。

 

この放射線は四方八方に散りますし、もともとそれ程強い光でもなく、また放射線が電子の場合には、空気中を進むと空気中のいろいろな物質にぶつかって止まります。

 

福島原発の上空にいれば、このような放射線にさらされることもありますが、人間は地上にますので電子が地上を進むと建物にぶつかりますから遠くまで行くことはないと言っていいでしょう。

 

テレビの解説者が「放射線は四方八方に飛び、距離が離れればどんどん弱くなるから大丈夫だ。東京等には全く関係がない」等と間違ったことを言っているのは、福島原発からのもので「放射線」だけを問題にしているからです。

 

御用学者と言っても良いかもしれません。

 

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それではチェルノブイリの時になぜ遠くの人が被害を受けたのかというと、実は「現場でチェルノブイリの処理に当たった人は放射線で死んだのですが、遠くの国民は「放射能を持った物質」で被害にあったのです。

 

 

この地図は、チェルノブイリの爆発の後、放射能物質がどのようにロシアの大地に飛んでいったか?という図です。

 

ちょっと見にくいのですが、チェルノブイリの原発は図の中心にあります。そこから強い放射能を持つ物質が飛んでいったのですが、図を見るとわかるように二つの方向があります。

 

一つは、チェルノブイリからポーランドの方に西側に進んだもので、おおよそ300キロぐらい飛んでいます。

 

もう一つは、チェルノブイリから東北東に流れたもので200キロぐらいのところと、500キロメートルに強い汚染が見られました。

 

ちなみに、福島原発から東京までの距離は約230キロですからチェルノブイリの図に自分のいる所にしるしをつけると、だいたい検討がつきます。

 

風が問題ですから全く同じ距離でも全然、汚染の程度が違います。例えば、チェルノブイリから200キロ西のところは相当強い汚染を受けていますが、200キロ東南東は全く汚染されていません。

 

風に乗って一筋になって流れますから遠くに離れても汚染は強いままにであまり弱くなりません。

 

また、所々に黒いところ(汚染の強いところ)があるのは、雨が降ると雲の中に含まれている放射能を持つ物質が落ちてくるとか、気流の関係などがあります。

 

でも第1には風の向きであることがよくわかると思います。

 

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今は緊急時ですから人の批判をしても仕方がないのですが、よく理解するために、少し問題点を指摘しておきます。

 

実はこのようにチェルノブイリの例もあるので、原発に何かがあって放射能の物質が漏れた場合、どのようにそれが流れるかということは原発を建てるときに検討をしています。

 

福島原発も古く立てられたものでもあり、さらに追加して増設されましたから、その時に気象データ等を詳細に検討されているはずなのです。

 

それを公開すれば、それだけで随分、危ない方向がわかると思っています。

 

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チェルノブイリの例を理解するために、注意したいことが三つあります。

 

一つは、悪い方向のことですが、漏れた放射の物質が少なくても(福島の今)多くても(チェルノブイリ)、「どのくらい遠くに行くか」ということは変わらないということです。

 

つまり、原発のところで100だとして、それが50に減る場所は、もともと10でそれが5になるところと同じということです。

 

二つ目も悪いことですが、汚染物質は風に乗って流れます。例えば風速1メートル(そよ風)では、1秒間に1メートル程度ですから、1時間に3600メートルつまり3.6km10時間で36キロとなります。東京に到達するのは2日半です。

 

わたくしが昨日、少し様子を見たいと書いたのはこのことを言っています。でもかなり早いと思う人も多いでしょう。

 

三つ目は良いことなのですが、チェルノブイリに比べると福島原発が持っている放射能物質の量自体は「多い」のですが、今のところ漏れている量は「少ない」のです。

 

従って、この三つを考えると一両日は少し様子を見るのが良いと私は判断しました。

 

ただ、茨城県の北のほうに住んでおられる方は早めに来ますので、東海村等で放射能を常時計っていますから、自治体はデータをどんどん公開して、住んでいる人が自分で判断できるようにするのがよいと思います。

 

(平成23316日午前9時 執筆)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Threemile_map

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武田邦彦

 

 


福島原発から首都圏各都市への距離

2011年03月16日 09時08分16秒 | 社会

つぎのとおりだそうです。

【福島県】
福島市 58.8km
郡山市 57.9km
いわき市小名浜 56.5km
白河市 79.5km
会津若松市 95.8km


【宮城/岩手/山形県】
白石市 70.6km
仙台市 92.0km
気仙沼市 169.6km
大崎市古川 124.9km

一関市 165.7km
盛岡市 251.1km
宮古市 257.5km

山形市 107.5km
米沢市 94.8km
新庄市 159.2km
酒田市 192.8km


【茨城県】
日立市 99.9km
水戸市 129.8km
筑西市下館 157.2km
土浦市 169.7km
鹿嶋市 168.3km
取手市 191.5km


【栃木/群馬県】
大田原市 109.3km
宇都宮市 141.4km
小山市 166.1km
日光東照宮 147.2km
足利市 186.0km

前橋市 209.7km
水上温泉 196.4km
長野原町 233.5km


【千葉県】
銚子市 191.6km
成田空港 194.7km
柏市 198.8km
千葉市 220.5km
木更津市 250.8km
勝浦市 263.1km
館山市 291.6km


【埼玉県】
熊谷市 204.8km
秩父市 236.4km
大宮駅 211.8km
春日部市 198.9km
所沢市 229.6km
川口市 215.9km


【東京都】
中央区 226.9km
新宿区 227.7km
八王子市 249.8km
羽田空港 238.4km


【神奈川県】
横浜市関内 254.9km
相模原市中央区 255.3km
横須賀市 269.5km
厚木市 267.7km
藤沢市 271.6km
小田原市 294.8km


【新潟県】
新潟市中央区 181.7km
長岡市 192.1km
越後湯沢 203.5km
上越市 248.1km


【長野県】
長野市 265.7km
長野県軽井沢 247.5km


武田邦彦教授 「原発緊急情報」 東京を逃げ出すべきか

2011年03月16日 07時48分26秒 | 社会

武田邦彦「東京を逃げ出すべきか」(3/15)
詳細は、教授のブログを参照。「御用学者」ではなく、本当のことを言う人です。現状判断の参考に。


原発 緊急情報(7) 東京を逃げ出すべきか?

福島原発の近くの人はもとより、東京に住んでおられる人も「本当にここにいて大丈夫だろうか?」と心配されているだろう。

本来なら政府が国民の側に立って次々と情報を出し、みんなが「どうしたら良いか」が分かるのが一番良い.

でもそれは望めないので、ここで少しでもご参考になればと思って、今度は、おそらくドイツの人が急いで計算してくれたと思われるものを掲げる.

この計算は福島原発の風を参考にして放射線物質がどのように風にのって行くかを計算したものである。本来は気象庁が2日前に出すものだが、日本より外国が早かった.

普通は「西風」が吹いているから、その時には放射線物質は太平洋の方に流れる.だから漁船などに警告を出さなければならない。

でも風は北風もある。日本の上空は偏西風なので少し上空に上がると西に流れるが、それまでは南に降りることもある。

この図を見ると北風の時には東京を越えて静岡あたりまで汚染されている(出所があまりハッキリせず、一つの例と考えて欲しい。データ自身の信頼性はまだ不明だ。このようなシミュレーションを気象庁が早くやって公開して欲しい.まさか隠しているわけではないだろう).

でも、あまり驚かないで欲しい。というのは、今、福島で漏れている放射線物質は数100ミリシーベルトだから、それが移動した状態のことを考える.

まず、一日中、北風が吹くわけではないので、時間が限定されること、第二に遠くに来るので少し拡散すること、第三にもともとものすごい量の放射線物質ではないこと、である。

従って、私の家族に小さい子供がいたり、妊娠している人がいた場合、1,2日まって様子を見る。微量の放射線は今日中に東京、神奈川ぐらいまで来るだろうが、それはごく微量だろう.

その様子を見ても放射線障害になる可能性が低いからだ。

私も今夜、もう一度データを解析してみるが、今日はそっと戸締まりして寝ても大丈夫である.

(平成23年3月15日 執筆)

武田邦彦